もくじ
バルディーニ庭園 Giardino Bardini
バルディーニ庭園は、もともとはモッツィ家が所有していた北側部分と、マナドーラ家が所有していた南側部分に分かれていました。
それらを全て古物商のステファノ・バルディーニが1913年に購入したことから、現在の名前で呼ばれています。
その後、ステファノの息子であるウーゴ・バルディーニが相続人がいない状況で亡くなり、紆余曲折がありながらも国の文化省への寄贈を経て、故人の意思を尊重しフィレンツェ市に渡りました。
庭園は、急な斜面にある段々畑のようなバロック様式に特徴があり、ナマドーラ庭園だったところにはイギリス式庭園(自然の姿を人工的に作り出した様式)があり、小川が流れています。
一番見晴らしの良い場所には、ロッジャLa Loggia(テラスのようなところ)があり、気候の良い4〜10月まで、飲み物や軽食を楽しめます。
庭園内の、上の出入り口のある建物はヴィッラ ・バルディーニ(旧マナドーラ邸)Villa Bardiniと言い、ピエトロ・アンニゴーニらの常設展示の他、入れ替えで企画展があります。この建物の中からの景色も良いです。別途入場料が必要。
ブログ記事→ 必然的に穴場 : ヴィッラ・バルディーニ
もうひとつ、名前で紛らわしいのは、ステファノ・バルディーニ美術館Museo Stefasno Bardini。
北側の出入り口からすぐ近くにある美術館で、こちらもステファノ・バルディーニがもとからあった建物を購入、改装したところです。現在は市立美術館として、彼が集めた膨大なコレクションを鑑賞できます。壁の色はバルディーニブルーとして知られています。入場料別途。
段々畑のようなバルディーニ庭園
急斜面にある庭園、アルノ川側からも見える部分です。
緑のトンネル
テラス/バール
急斜面にある庭園、アルノ川側からも見える部分です。
藤棚 -春
春になると、この藤のトンネルを目当てに多くの人が訪れます。
藤棚 -夏
夏は夏で緑の美しい藤棚です。
バルディーニ庭園内 イギリス式庭園
庭園ないを小川が流れています。ヴィッラ ・バルディーニ近くです。
バルディーニ庭園からの望むクーポラ
藤棚越しにクーポラが見えたり、よい風景があちらにもこちらにも。
バルディーニ庭園高台から見下ろすと
かなり急斜面。下にはアッレ・グラッツィエ橋のかかるアルノ川が見えています。
バルディーニ庭園 インフォメーション
所在地
Costa S. Giorgio, 2,
入り口
- バルディ通り1番赤 /Via de’ Bardi 1r (rは住所番号の色が赤い方rossoです)
- コスタ・サン・ジョルジョ通り2 /Costa S.Giorgio 2
開園, 閉園時間
開園: 毎日 8:15〜
閉園: 16:30 (11月-2月), 17:30(3月), 18:30(4,5月/9月,10月), 19:30(6-8月)
入園は閉園の1時間前まで
閉園日
月の第一月曜日、最終月曜日
1月1日、12月25日
所要時間目安
1〜2時間
共通チケット
バルディーニ庭園に2つある入り口のどちらでもチケット購入可能。通常ほとんど混みません。
同じチケットでボーボリ庭園に入場可能。1日有効。
17歳以下はパスポートなどを提示すると国籍を問わず無料。
庭園内にあるヴィッラ ・バルディーニに入るには、別途入場料が必要。