サント・スピリト教会 Basilica di Santo Spirito

サント・スピリト教会

サント・スピリト教会 Basilica di S.Spirito

※ サント・スピリト教会は、教会と市で運営するサルヴァトーレロマーノ財団とに二つに管轄が別れています。

 
「アルノ川の向こう側」を意味するオルトラルノ地区にある一番大きな教会です。
ブルネッレスキ設計のルネサンス建築。均整の取れた理性的なデザインの教会内部には、フィリッピーノ・リッピ、マーゾ・ディ・バンコ、ボッティチーニ、アレッサンドロ・アッローリの作品など多くの祭壇画、中央にはカッチーニによるチボーリオと呼ばれる大きな祭壇があります。
*近年聖堂内部は撮影禁止になりました。下の写真はそれ以前のものです。

サント・スピリト教会 教会内部

サント・スピリト教会内部

中央にあるのはカッチーニの主祭壇チボーリオ。

サント・スピリト教会 チボーリオ

教会内、主祭壇近く

主祭壇の後ろもぐるっと歩いて回れるようになっています。デアンブラトーリオ周歩廊)というつくりです。

フィリッピーノ・リッピ ネルリの祭壇画

ネルリ祭壇画 フィリッピーノ・リッピ

教会内右翼廊にあります。背景に描かれているのはフィレンツェの街です。

サント・スピリト教会 十字架刑像 ミケランジェロ

磔刑像 ミケランジェロ・ブオナッローティ

腹部が軽く膨張している事からおそらく遺体をモデルに制作したと考えられています。もともとは腰布がかけられてた為、腰は少し長めにつくられています。同じくらいの時期に製作されたと考えられるもう一点の小さな磔刑像はバルジェッロ美術館にあります。

サント・スピリト教会 ポッチェッティ 旧食堂

エマウスの晩餐/最後の晩餐/カナの婚宴 ベルナルド・ポッチェッティ

3つのテーマ、全てが食事のシーン。昔食堂だったところです。2017年になって公開されました。こちらも有料区間です。

サント・スピリト教会 中庭

キオストロ・デイ・モルティ 死者の中庭

有料区間にあります。1600年代に造られました。その名の通り、たくさんの墓があります。鐘楼はバッチョ・ダンニョロ設計。

ブルネッレスキ サント・スピリト教会設計再現図

ブルネッレスキのオリジナルデザイン復元図

オルヴィエートの大聖堂を参考にしたと考えられています。ファサードも入り口が4つの予定でした。もし完成していたならば、この世に二つとない特徴的な教会になっていた事でしょう。参考→ オルヴィエート観光、そしてチヴィタまでバス爆走

サント・スピリト教会 インフォメーション

所在地

Piazza Santo Spirito 30, Firenze

一般公開時間

10:00-12:30/16:00-18:00 水曜日休み
*宗教行事などで臨時に変更になる事があります。

所要時間

20分〜1時間

サント・スピリト教会オフィシャルサイト

-Basilica di Santo Spirito-

 

-ミケランジェロの磔刑像-

ミケランジェロの磔刑像を含む、聖具室、食堂(ポッチェッティの晩餐)、中庭は、有料区間。(上記の教会内は無料です)

水曜を除く月〜土曜日: 10:00-13:00/15:00-18:00
日、宗教の祝日: 11:30-13:30/15:00-18:00
入場料: 2ユーロ (2020年時点)

 


 
 

サルヴァトーレ・ロマーノ財団 Fondazione Salvatore Romano

オルカーニャのフレスコ画、最後の晩餐や、考古学コレクション等があり、こちらはフィレンツェ市の運営になります。
ブランカッチ礼拝堂との共通チケットです。

サルヴァトーレロマーノ オルカーニャ最後の晩餐

最後の晩餐 オルカーニャ

サルヴァトーレ・ロマーノ財団内部。奥の壁にあるのがオルカーニャの最後の晩餐。

サルヴァトーレ・ロマーノ 動物

サルヴァトーレ・ロマーノ財団

のコレクションの一つ

サルヴァトーレ・ロマーノ財団 インフォメーション

開館時間

月-土 10:00-17:00
日 13:00-17:00

閉館日

1月1日、7日、復活祭、7月16日、8月15日、12月25日

所要時間

10〜30分

サルヴァトーレ・ロマーノ財団 オフィシャルサイト

-Musei Civici Fiorentini /Fondazione Salvatore Romano-