マリノ・マリーニ美術館/ルチェッライ礼拝堂 Museo Marino Marini/Cappella Rucellai

マリノ・マリーニ美術館

マリノ・マリーニ美術館 Museo Marino Marini

1900年代のイタリアでもっとも有名な芸術家の一人、マリノ・マリーニ(1901-1980)の多くの作品を収めるフィレンツェの美術館。(フィレンツェ近郊の街ピストイアにはマリノ・マリーニ財団美術館があります。)ピストイア生まれ、フィレンツェで美術を学んだ芸術家です。

美術館はとてもイタリアらしく、旧教会*の建物が使われています。内部の大きな空間をうまく使った大きな作品の展示、高い天井までの距離を仕切った中二階、壁側に並んだ小作品など、ゆっくり鑑賞ができる造りです。

2019年1月の再オープン後、入場無料。(ルチェッライ礼拝堂と企画展を除く)

マリノ・マリーニ

マリノ・マリーニの代名詞とも言える馬をモチーフにした彫刻。

マリノ・マリーニ

 

マリノ・マリーニ 展示室

 

 
 

ルチェッライ礼拝堂(サント・セポルクロ小神殿)Cappella Rucellai - Tempietto del Santo Sepolcro

マリノ・マリーニ美術館内にある、ルチェッライ家の礼拝堂。
ジョヴァンニ・ルチェッライがレオン・バッティスタ・アルベルティに依頼したルネサンスを代表するの設計です。エルサレムにある聖墳墓と同じ比率、ルネサンス時代の特徴である計算し尽くされたデザインです。

オフィシャルサイトより時間指定のオンラインチケットを事前に購入して見学できます。

 

建物 -旧教会、サン・パンクラツィオ Chiesa di San Pancrazio

931年に建設が始まり、その後ベネディクト会、ドメニコ会、ヴァッロンブロザーノ派の手に渡り、1808年に他の多くの教会と同様にナポレオンにより廃止されました。
この教会内にあったいくつかの作品は現在サンタ・トリニタ教会に展示されています。

参照→ サンタ・トリニタ教会

ルチェッライ礼拝堂

テンピエット・ディ・サント・セポルクロレオン・バッティスタ・アルベルティの代表作の一つ。空間全体の比率も考えられています。

ルチェッライ礼拝堂 テンピエット内部

ルチェッライ礼拝堂(テンピエット)内部にはフレスコ画が施されています。

テンピエット ルチェッライ

テンピエットを後ろ側からみたところ

インフォメーション

所在地

Piazza San Pancrazio

開館時間

土〜月曜日 10:00〜19:00
火〜金曜日の見学は要予約
(ルチェッライ礼拝堂はオンラインチケットを事前購入のこと)

マリノ・マリーニ美術館オフィシャルサイト

Museo Marino Marini

マリノ・マリーニ財団美術館(ピストイア)オフィシャルサイト

Fondazione Marino Marini  所在地 - Corso Silvano Fedi 30, Pistoia)