オンニッサンティ教会
-なりたち
13世紀にフィレンツェの主な商取引であった羊毛下処理の工程がこの辺りで行われていたので、その貧しい労働者たちのために小さな教会ができたのが始まりです。ウミリアーティと呼ばれる会派の教会でした。現在はサン・サルバトーレ・アル・モンテ教会(ミケランジェロ広場近く)から16世紀に移って来たフランチェスコ会の教会として使われています。
ボッティチェッリの聖アウグスティヌスの図とそれに呼応するギルランダーイオの聖ヒエロニムスの図、最近修復されたジョットの十字架刑図、そして、ボッティチェッリの墓がある事で有名です。ナポレオンの妹、カロリーナ(カロリーヌ)・ボナパルテの墓もあります。
-ギルランダイオの最後の晩餐
ファサードの左にある別の扉から入ると中庭があり、奥にはギルランダーイオの"最後の晩餐"と、そのシノーピアと呼ばれる下絵などを見る事ができる旧食堂があります。
よく似た構成の"最後の晩餐"は同じフィレンツェのサン・マルコ美術館にあります。
オンニッサンティ教会 インフォメーション
所在地
Via Borgo Ognissanti,42 Firenze
教会一般公開時間
9:30-12:30/16:00-19:30 (水曜午前を除く)
教会オフィシャルサイト
Chiesa di San Salvatore in Ognissanti
ギルランダーイオの最後の晩餐公開時間
月,土 9:00-13:00
閉館日
1月1日、12月25日、8月15日