ミラノ大聖堂テラスとカラヴァッジョ展

ミラノ大聖堂のすぐそばにあるPalazzo Reale パラッツォ・レアーレで開催中のカラヴァッジョ展Dentro Caravaggioに行ってきました。でも展示会場内部は撮影禁止でしたので、この記事の下の方にさらっとだけ書きます。

 

ミラノといえば、ミラノ大聖堂。

久しぶりに入りました。って、相当久しぶりです。前は大聖堂の中だけしか時間の都合上入れなかったので、今回はフルでリベンジ。大聖堂美術館にも入りました。

フィレンツェガイドがミラノの主要な観光スポットにとやかく言うつもりは全くないので、気に入ったところだけをフォーカス。フォーカスする目は魚眼レンズのように歪んでいます。

 

ミラノ大聖堂 つんつん

 

やっぱり、高いところが好き。

この、ツンツンする物体の近くに寄れて、とっても幸せ。

超ゴシック。イタリア的な超ゴシック。フィレンツェにはないこんな派手なフライングバットレス、1セットでいいから持って帰りたい。エジプトからでっかいオベリスクやギリシャから神殿のでっかいパーツやらを自国へ持ち帰った人たちの気持ちが分からないでもないです。

うちのフィレンツェ人はその昔、ミラノ人をからかって「あ、アスパラガス大聖堂?」って言ったらしいです。

 

ミラノ大聖堂 ガーゴイル

 

ガーゴイルすてきーーー!

 

ミラノ大聖堂 フライングバットレス 装飾

 

こういった突起を見ると、宮崎駿のラピュタをなんとなく思い出してしまいます。あのお釜の下に出てくる突起とか、そんな感じがしません?

チヴィタ : 「ラピュタは本当にあったんだ!」

この装飾はフライングバットレスの一部です。この突起は構造上の意味はあまりないと思われますが、そこをしっかり手を抜かずに装飾しているあたりが良いですね。

 

 

細部を見れば見るほど、本当にすごいなー、と思う事しきり。

 

ミラ大聖堂 フライングバットレス 彫刻

 

植物モチーフの装飾かと思いきや、人の顔になってたり。しかも全部違う。

 

こっちも。

 

ミラノ大聖堂 ツンツン細部

 

この、ほにゃほにゃのレタスみたいな波ライン、いいですね。

で、大聖堂の中とか、その他の重要なこととか、大聖堂美術館のこととか、全然書いていませんけれども、とっても良いです。
最近はチケットの種類がまた増えた気がするので、時間とか体力とか見ながら選ぶといいかと思います。ファストパスとかもあったりです。

オフィシャルサイト→ Duomo di Milano

 

こちらはミラノ大聖堂内部。インスタには載っけた写真。

そして、カラヴァッジョ展。

これはやっぱり人気です。予約しないと大行列で大変と事前に聞いていて、実際に行った平日昼間でも予約者専用レーンも予約なしレーンにも列!今回は裏技(秘密。)を使って並ばずに入れました。運が良かった。

写真撮影は禁止でしたので、ここで紹介するのはちょっと難しいです。展示方法が一長一短ではあるものの、ゆっくりと時間をかけて見ることができます。ウフィツィ美術館からも”イサクの犠牲”が貸し出されていますし、この間行ったナポリのカポディモンテ美術館で見れなかった作品もこちらにありました。

一長の部分は、オーディオガイド。チケットとセットで必ず貸してくれます。イタリア語と英語のみですが、簡潔で丁寧で。かつ、作品ごとに使われたテクニックやそれを元に制作年代を推測しているのが説明されていて分かりやすい。展示方法も、パネルに作品が一枚ずつかかっていて、その裏に回り込むとX線写真や拡大写真やらをモニターで見ることができます。

一短のところは、オーディオガイドがあると、それを聴いてしまうばかりで周りの事を気にせずに、一つの作品のど真ん中のど真ん前のすごい至近距離で止まったまま動かない人が結構いる事。作品が見えない!!

めげずに、他の作品を先に見てから戻ったりしつつ、結局2時間半以上展示会場にいました。その後に教会巡りとか、アンブロジアーナ絵画館(カラヴァッジョのカネストラ果物かごがあります)にでも行こうと思っていたけれども、大人しくお隣の大聖堂に行った訳でした。

ミラノに行くならこの展覧会はおすすめです。会期は2018年1月28日まで。

 

 

ミラノで買い食い中

カラヴァッジョ展を観て帰る前、Luiniのパンツェロット(有名なやつ)でも食べよう、とヴィットーリオ・エマヌエレ二世のガッレリーアを通りがかったら、、、

 

ナイキ ベナッシ モデル撮影

 

あら、何かの撮影中。モデルさんってやっぱり綺麗!

 

と、回り込んで横から見たら、

 

ナイキ ベナッシ モデル撮影

 

あ、サンダル!寒そう!!
じゃなくて、うん、流行らしいナイキ、ベナッシ。

フィレンツェっていう観光地で保守的でもある場所に住んでると、これを履いているのはアジア系の観光客しかいないような感じがするのは気のせいかな?