旅の準備・持ち物・カバンなど

旅の準備

 

旅の準備、持ち物と言ったら、まずはパスポートと現金、カード類。

旅の目的によってその次に来るものは違いますが、イタリア国内をフレキシブルに移動しやすいグッズのご紹介です。

私物なので、ちょっと趣味が傾きます。美術館や教会めぐりで、歩く距離が長めで、重たいものは持ち歩きたくない場合は参考になるかも?

 

 

一つ目、この朝晩寒くなるこの時期は軽いダウンが一枚あるのが便利。

通気性が良くて、撥水加工がされていれば尚良し。

フード付きが私は好きです。寒い時にフードを被れば耳が隠れるし、マフラーなしでも意外と暖かい。あと、突然の小雨にも対応できます。アウトドアメーカーのものがなんとなく安心。

日中に気温が高くなったら、クルクル巻いて小さく畳んでカバンに収納。歩きすぎて汗だくなのに、カバンに入らなくて腕に引っ掛けて持ち歩かなければならない!なんて事もありません。

 

 

カメラ

上の写真に一緒に写っているやつです。今年買って、とても重宝しています。

重たいものを持ち運びたくないので、ipodで写真は済ませていたのですが、暗い教会の中だと対象が撮れなかったり、ブレブレだったり、高い天井画の細部が撮れなかったり、建物の全体が一枚の写真に入らなかったり。

色々自分なりに調べて選んだのは、Sonyのα6000、それにタムロンの18-200mのレンズを付けました。ミラーレスデジタルなので、本体が小さい割にレンズが大きめです。上記の状況などに対応して撮れます。というか、カメラの使い方を勉強しても、いざ使おうという時に忘れてるので、結局オート撮影に頼ってます。そんな使い方で満足させてくれるカメラさんに感謝。

 

 

赤い本

これも上の写真に一緒に写っているもので、Guida rossa グイダ・ロッサというイタリアの有名なガイドブックです。

オールカラーのものもありますが、これはほぼ文字だけでたまにイラストっていうバージョン。ツーリングクラブイタリアーノTouring Club Italianoが出しています。

このガイドブックのいいところは、普通のガイドブックでは名前すら出ていない、かなり小さい教会の内部の祭壇の説明まできっちり書いてあるってとこです。それぞれのゾーンに応じた回り方の提案も書いてあります。書いてある内容はそっけないデータのみだったりするので、イタリア語を勉強中の方でもいけると思います。難しい文章はありません。

良いのですが、私はこれのトスカーナ版を持っていても、フィレンツェ版は持っていません。というのも、内容がシンプルすぎて物足りないからです。なので、この本もローマガイドからするとかなり物足りない内容になっているかと思われますが、これを足がかりに他の文献を当たるという使い方ができます。現地に行くと、そこでしか見つからない書籍に出会ったりする事もありますので、それも旅の楽しみの一つです。

 

 

旅のカバン

旅の準備 カバン リュック

 

メインに使っているのが、右の大きい方。それと、左にある二つの小さいカバンをサブとして用途に応じて使っています。

 

 

メインの大きい方(右)、これはこだわりのカバンです。その秘密は裏側。

旅の準備 カバン

 

 

ちょっと暗くて分かりにくいかもしれませんが、このカバンはリュックサックにもトートバッグにもなります。後ろのループになってる紐を引っ張れば、持ち手になります。

 

開け閉めは若干面倒ですが、上の口をくるくる巻いてあるところのみで、あとはポケットだけ。開けるのが面倒なだけにスリにやられる心配があまりありません。

しかも布は防水仕様。

 

ところで、
!!イタリアの美術館はそれぞれに入館の決まりが異なります!!
フィレンツェでの例を挙げると、ウフィツィ美術館とヴェッキオ宮殿。隣同士の美術館ですが、国立と市立という管轄の違いがあります。

ウフィツィ美術館はあまり大きくないリュックであれば、そのまま入って大丈夫です。というより、大きくないリュックは重たくても預かってくれません。

それに対して、ヴェッキオ宮殿。あらゆるリュックサックは持ち込み不可。財布と携帯と手帳くらいしか入っていない厚さが2cmに満たない、背中にぴったりとした布のリュックでも不可。なので、リュックはティッシュだけ入れたほぼ空の状態で預け、両手に小物を全て持って入館(これはプライベートで行った時の私)。その反面、重さが5kgありそうな大きめ肩掛けバッグを2つ持っていても預かってはくれません(友人)。

それぞれの理由での展示作品保護措置だそうなので、従うしかありません。

 

そんな時に、素晴らしい機能を発揮してくれるのが、このカバン。

「リュックは預けて来てください。」と言われたら即トートバッグへ早変わり!クロークがある場所まで逆戻りせずに入館できます。逆に重たくてクロークに預けたい場合はリュックサックとして預け可。

最高。

 

 

小さなカバン二つ

リュックに入れてしまうと出し入れが面倒な携帯や身分証やカード類、財布やメモ、手帳用の小さめのペンなどを入れて使っています。

しっかり歩く時(さあ、本気でトレッキング。: ヴィチェンツァ-2など)は黒い方、携帯がぴっちり入るサイズです。

街中を歩く場合は緑とピンクの方を使ってます。こちらは前に気に入って衝動買いしてしまっただけなのですが、よくよく使ってみると旅にもってこい。カバン自体が財布みたいになっているので(写真のが開いている状態)直接現金を入れられて、財布を持ち歩く必要がないんです。財布をすられる!という心配も減るような気がします。(ヴェネツィアでスリに遭遇、そんな時の対処法(?!))実際にスられた事は幸運にもまだないのですが、用心するに越した事はありません。

 

 

女性が夏に重宝するのが、スカーフ

ノースリーブなど肌の露出が多いと教会など宗教施設には入れませんので、スカーフはさっと羽織る事ができて便利です。

大きな観光客の多い教会では入り口で大きな不織布が配られるところもありますが、使ってみるとこれが結構暑いです。薄いのに通気性があまりなく、非常に不快。肩に巻くと一人サウナ状態。

なので、自前のスカーフ、ストールが一番。直射日光が痛い時とかも日よけにも使えます。男性は教会での脱帽をお忘れなく。

 

 

言わずもがな、歩きやすい靴

石畳を歩いていると不意に石が抜けて穴になっている所もあるので、歩きやすい靴の他に注意力も必要です。犬の糞にも注意!

どうしても細めのヒールが履きたい人はタクシー移動か、もう一足歩きやすい靴をカバンに忍ばせましょう。ピンヒールになると、どこを歩いてもトラップだらけ、ネズミ捕りにかかったかのごとくヒールが舗装に刺さります。場所を選びすぎるので、パーティー会場のみでの使用がおすすめです。

 

どうぞよい旅を、Buon viaggio!

 

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