アカデミア美術館 Galleria dell’Accademia

アカデミア美術館 ダヴィデ

ミケランジェロのダビデ像のオリジナルが、ここアカデミア美術館にあります。

若きミケランジェロの代表作、ダヴィデ像が置かれたアカデミア美術館の展示室は、特別にエミリオ・デ・ファブリスによって設計されました。遠くからも近くからも、一周回っても鑑賞することができる空間は教会の身廊を模しています。

ミケランジェロの作品は他に、教皇ジュリオ2世の霊廟の為に制作され完成を見なかった奴隷像群があります。ミケランジェロが「墓の悲劇」と呼んだその仕事の一部です。

ダビデ像のある場所として鑑賞者の絶える事がありませんが、ゴシック期の絵画コレクション、石膏原型コレクション(バルトリーニ・パンパローニ等)、ミケランジェロに影響を受けた芸術家による作品なども豊富にあります。

また、楽器美術館も併設されており、同じチケットで入る事ができます。メディチ、ロレーヌのコレクションがケルビーニ音楽院に渡り、それが2001年より公開されています。メディチの紋章入りの世界で唯一の原型を保ったストラディバリウス、そのメディチ家の為に発明されたピアノなど、貴重なコレクション50点が見られます。


所在地

Via Ricasoli, 58/60

開館時間

火-日 8:15-18:50

休館日

月曜日、1月1日、5月1日、12月25日
まれに職員の会合やストライキなど臨時で閉まる事があります。

入館料

12ユーロ(17歳以下無料)

時間指定予約料

予約料: 入館料+4ユーロ
大人は12+4=16ユーロ
、6〜17歳は予約料のみ4ユーロ、5歳以下は予約不要で無料。

※観光ローシンズンの平日は予約なしでも時間帯によりスムーズに入館できる場合が多いです。逆に観光ハイシーズンは予約していても30分程待たされる事もあります。

※フィレンツェカード利用だと入館料はカードに含まれますが、優先入館は廃止になりました。早く入りたい場合には時間指定予約を別にする必要があります。詳細はこちら↓

2020年フィレンツェカード情報・変更事項更新中・

所要時間

30分〜2時間

アカデミア美術館オフィシャルページ 

-Galleria dell'Accademia di Firenze-

アカデミア美術館チケット予約購入公式ページ (英語・伊語)

-The ticketing officiale website for state florentine museums-

ジャンボローニャ サビーネの略奪

コロッソの間

美術館に入って最初の部屋です。コロッソは巨像の意味で、部屋の真ん中にあるジャン・ボローニャ作のサビニ女の略奪にちなんで名付けられました。ランツィのロッジャにある大理石製の作品の原型です。完成品の大理石像は石工に作らせているのでこちらの原型がより彫刻家の手に近く、貴重な作品です。美術館奥にある石膏展示室も同様の事が言えます。

ダビデ アカデミア美術館

ミケランジェロ -ダヴィデ像

ヴェッキオ宮殿前(本来の展示場所)にある作品は複製品で、こちらが本物。19世紀後半に作品保護の為に移設されました。現在美術館内ではこの作品を鑑賞するために設計された場所にあります。ぐるっと周りを一周してどの角度からも鑑賞できるようになっています。展示室の設計をしたエミリオ・デ・ファブリスはフィレンツェ大聖堂のファサードもデザインしています。

ミケランジェロ 奴隷 アトランテ

ミケランジェロ -奴隷アトランテ

ローマ教皇ジュリオ二世(ユリウス二世)の霊廟の為に制作され、未完のままに終わったミケランジェロの奴隷像群の一体。現在ローマのサン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会にある霊廟は当初の計画から何回も変更され、かなり小さくなっています。結局使われなかった奴隷像のうち4体がアカデミア美術館にはあります。

ストラディバリウス メディチ

メディチのストラディヴァリウス /ケルビーニ楽器美術館

メディチ家の大公子フェルディナンドの為に制作されたもので、メディチの紋章が指板に見られます。世界で唯一現存するオリジナルの姿を保ったヴィオラのテノール。元々はクインテットを構成していました。アカデミア美術館入り口からすぐ右にある通路を通るとこのヴィオラのある楽器美術館に入れます。

カッソーネ アディマーリ

ロ・スケッジャ -カッソーネ アディマーリ

マザッチョの弟で、ロ・スケッジャというあだ名のジョヴァンニ・ディ・セル・ジョヴァンニの作品。"長持ち-カッソーネ"という家具の一部と言われていましたが、現在は横に長い椅子の背もたれ部分に描かれていたものだと考えられています。アディマーリは15世紀あたりの有力な貴族の名前です。描かれているのは1400年代の貴族の婚姻の風景。時代ものの映画などでは史実に反する衣装を俳優が身に纏うことも多いので、つい勘違いしがちですが、当時は私たちの想像を超える華やかさであったことがうかがえます。

奴隷 ミケランジェロ バルブート

ミケランジェロ -奴隷バルブート(髭の男)

こちらもユリウス二世の霊廟の為の奴隷像群の一部。ミケランジェロは石工に任せず自らの手で石を彫って作品を完成させます。これらの作品はでは、そのノミ跡が表面に見られます。

タッデーオ・ガッディ フォルメッレ

タッデーオ・ガッディ -キリスト 聖フランチェスコの生涯

ジョットの弟子、タッデーオ・ガッディによる沢山のパネル作品。サンタ・クローチェ教会の聖具室にあったもので、おそらく聖遺物を入れる為の木製の家具を飾っていたものであろうと考えられています。

ジョヴァンニ・ダ・ミラーノ

ジョヴァンニ・ダ・ミラノ -ピエタ

ゴシック時代のフィレンツェに新しい感情表現の要素を持ち込んだジョヴァンニ・ダ・ミラノによる作品、マリアと福音記者ヨハネがキリストの死に涙を流しているのが近くで見ると分かります。

アカデミア美術館 2階

アカデミア美術館二階 ゴシック絵画コレクション

(イタリア式には一階)ミケランジェロの作品のある地上階に比べるとかなり空いていますが、ここには豊富なゴシック絵画コレクションがあります。

ピエタ ロレンツォ・モナコ

ロレンツォ・モナコ -ピエタ

2階のゴシックコレクション展示室にあります。キリスト受難のシンボルが沢山描きこまれています。

著者がご案内 VELTRAツアー

美術ガイドチヅさんとめぐる ウフィツィ美術館 プライベートツアー<2.5時間/日本語ガイド>

 

美術ガイドチヅさんと行く!バルジェッロ美術館、ヴェッキオ宮殿、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会<コース選択可/日本語>