ヴェッキオ宮殿 Palazzo Vecchio

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ヴェッキオ宮殿

ヴェッキオ宮殿には、不思議なもの、発見がいっぱいあります。

1299年にアルノルフォ・ディ・カンビオの設計で中世の堅牢な建物(現在の正面部分)が建てらました。その後フィレンツェ共和国時代に現在見られるものよりもシンプルで天井が低い500人広間が設けられます。1540年からメディチ家の居住地となった時代には大掛かりな増改築がありました。その為内部は複雑をいています。また、屋根裏や隠し部屋、隠し通路などもあり、オプショナルツアーに申し込むとその一部を見る事ができます。(オプショナルツアーはヴェッキオ宮殿に申し込む必要があるので、事前にお問い合わせください。映画インフェルノがテーマのツアーもあります。)

美術館として公開されている区画ではレオナルド・ダ・ヴィンチの壁画の謎を追ったり、ドナテッロ、ミケランジェロ、ヴェロッキオのオリジナル彫刻作品、美しい壁画と天井画や豪華な装飾の数々、UFO研究には欠かせない作品などを見る事ができます。

アルノルフォの塔に登れば、フィレンツェの街を中心部から一望できます。大聖堂のクーポラからの景色が有名ですが、こちらも負けていません。塔の途中には牢屋として使われていた部屋があります。

地下にはローマ時代の半円劇場跡。古代のフィレンツェ "フロレンツィア" を垣間見るチャンスです。

通常チケットで入場できるのは美術館、アルノルフォの塔、地下遺跡。組み合わせて共通チケットにしても、一つの場所だけを選ぶ事もできます。オンラインで予約チケットを購入する事もできますが、観光シーズンの週末にタイトな滞在スケジュールという事情がなければ特に予約する必要はないでしょう。並んでも15分程で入場できます。(第一日曜日は無料で入場できるので、長蛇の列ができます。) 当サイトのツアーご参加の場合は、ガイド専用窓口を利用できるので並ぶ必要はありません。


所在地

Piazza della Signoria

所要時間

  • 美術館  約30分〜1時間半
  • 地下遺跡 約30分 (※2017年12月12日まで閉鎖)
  • アルノルフォの塔 約30分
  • オプショナルツアーはそれぞれの規定の時間

開館時間

  • 美術館と地下遺跡 / 冬季 (10〜3月)9:00-19:00-木曜のみ 9:00-14:00、夏季(3月〜9月)9:00-23:00-木曜のみ9.00-14.00
  • アルノルフォの塔 / 冬季 10:00-17:00-木曜のみ 10:00-14:00、夏季9:00-21:00-木曜のみ9:00-14:00

祝祭日は時間のヴァリエーションがありますので、下記の公式ページでご確認ください。市庁舎として現在も使われているのでセレモニー等で突然閉まる事もあります。その際は公式ページトップに小さく告示が出ています。(ツーリストインフォメーションにも伝わっていない事が多いので注意)

-2017年12月現在

ヴェッキオ宮殿オフィシャルページ

-Museo di Palazzo Vecchio / Musei Civici Fiorentini-

ヴェッキオ宮殿でのオプショナルツアー

-Museo di Palazzo Vecchio / MUSE Firenze-

Google Arts & Culture プロジェクト

-Google Arts & Culture / Palazzo Vecchio Museum-


ヴェッキオ宮殿 アルノルフォの塔の上

アルノルフォの塔の上に登ると、さらに上に登る階段が・・・残念ながらここは登れませんが、ここから見る街の風景は素晴らしい!

ヴェッキオ宮殿 中庭

ヴェッキオ宮殿正面から入るとすぐの中庭です。1565年にコジモ一世の長男フランチェスコ一世とジョヴァンナ・ダウストリアの婚姻に合わせて装飾が施されました。

ヴェッキオ宮殿 ダンテのデスマスク(とされるもの)

フィレンツェ出身のダンテ・アリギエーリ、そのデスマスクと言われるものです。さて、その真相は・・・?

エレオノーラの礼拝堂 ブロンズィーノ

エレオノーラの礼拝堂の天井画。この美しい天井画のみならず、壁画も祭壇画も礼拝堂内部の絵画は全てアーニョロ・ブロンズィーノの手によるものです。コジモ一世の妻、エレオノーラ・ディ・トレドが暮らした区画の中にあり、順路通りに進むと振り返ったところにあります。お見逃しなく。

ヴェッキオ宮殿 レオ10世の間

レオ10世の間。メディチ家の最初のローマ教皇の名を冠する部屋。レオ10世にまつわるエピソードや、他のメディチ家のメンバーが描かれています。

500人広間 ヴェッキオ宮殿

500人広間。ミケランジェロの助言通りに低かった天井が7メートル程高くされました。この左の壁の裏に、レオナルド・ダ・ヴィンチの壁画 "アンギアーリの戦い" が隠れているかもしれません。数年前にナショナルグラフィックによる調査行われましたが、まだ謎のままです。現在見えるのは、ジョルジョ・ヴァザーリと協力者による壁画と天井画。権力者コジモ一世の居城としてふさわしい装飾が施されました。

ヴェッキオ宮殿 アルノルフォの塔

ここはアルノルフォの塔の中。ぐるっと一周回れます。ここでも十分高いのですが更に上に登れます。

ヴェッキオ宮殿 秘密の扉

ここは、ヴェッキオ宮殿にある隠された扉のひとつ。ここからビアンカ・カッペッロの秘密の部屋へ行く事ができます。(要予約、オプションツアー)

ヴェッロッキオ イルカと天使

地上階の中庭を飾る"イルカとプット"の像、こちらのオリジナル作品は美術館内にあります。アンドレア・デル・ヴェロッキオ作。動きのある生き生きとした愛らしい彫刻です。

ヴァザーリ "チェルカ トローヴァ" 

この中に"CERCA TROVA" 「探せ、見出せ」と書いてある旗があります。(真ん中よりもちょっと左上の緑色の旗の上、黄色っぽい文字で書いてあります。)レオナルド・ダ・ヴィンチアンギアーリの戦いの絵を壊さずに保存してから、現在見られる壁画を描いたジョルジョ・ヴァザーリが、裏側にあるレオナルドの絵を指し示す為のメッセージとして書き残したと考えられています。

サトゥルヌスのテラス

サトゥルヌスのテラス。夏期は解放されています。右端に見えるのはベルヴェデーレ要塞。左になんとなく見えるのはサン・ミニアート・アルモンテ教会。更に左にはミケランジェロ広場があります。

ヴェッキオ宮殿 地図の間 クローク

大きな地球儀が中央に鎮座する地図の間。コジモ一世がインニャツィオ・ダンティなどに設計させ、天井には天体も作る予定でしたが完成する前に亡くなってしまい、未完のままです。日本もこの部屋の地図に記されています。16世紀当時の最新の技術です。

ヴェッキオ宮殿 百合の間 ドナテッロ

ヴェッキオ宮殿の正面を飾る"ユーディトとホロフェルネス"のオリジナル作品、こちらの百合の間にあります。ドナテッロ作。元々はメディチ(・リッカルディ)宮殿の庭を飾っていた作品ですが、メディチ家がフィレンツェを追放された際に勝利品としてヴェッキオ宮殿そばのランツィのロッジャに運ばれました。