ヴェネツィアでスリに遭遇、そんな時の対処法(!?)

スリ ヴェネツィア

ヴェネツィア滞在

数週間前に、ちょろっとヴェネツィアに滞在ました。
約3ヶ月の長い夏休みだし、うちの子をどっかに連れて行こうと。
最近は難しい年頃で、母の行きたい所は嫌だと言う場合が多いです。確かに見た目の地味な教会に連れて行かれちゃ小学校5年生は楽しくない。
というわけで、とりあえずお船に乗せれば楽しいんじゃない?と思いついたのがヴェネツィア。2泊の気軽な旅です。

宿泊場所は昔一人旅をした時にたまたま見つけたユースホステルが最高だったので、同じところにしようかと思ったのですが、2人部屋はあいにく満室。残念。

 

一瞬また予約なしの突撃をしようか?!と思ったものの、さすがに子連れだと予約なしのリスクは大きく、、もともとこちらも修道院だったのを改装したユースホステルに決めました。
プライベートルーム、台所、冷蔵庫、浴室、プライベート浴室、ドライヤー付き(ドライヤーを持ち運ぶのが面倒だからここ重要)、冷暖房付き(猛暑の日に冷房がないとまずいですよね)
子連れにはなかなか快適でした。広くていい感じの放置され具合なので小さい子供がホテル内を走ってしまってもきっと文句は出ないでしょう。
台所付きで、夕ご飯は部屋でゆっくりできるし、朝食を日本式にしっかり取りたい人にもいいと思います。コープも歩いて5分くらいの場所にあります。→We Crociferi (泊まっていただいても私の得にはなりません。)

↓写真は共用テラスからの景色

ヴェネツィア 運河

で、記事タイトルにあるスリに遭ったのはヴェネツィア到着早々、このホテルへ向かう最中、サンタ・ルチーア駅前のヴァポレット乗り場。

ヴァポレットの切符売り場の人に、「カバンやポケットに気をつけてくださいね。」と言われた約5分後。
ホテルへ向かう途中、大きな荷物といつもの斜めがカバンの二つ、子供と手を繋いでヴァポレットに乗ろうと、人混みの中をに停留所内をゆっくり移動していたら、カバンを掛けていた左肩に重みをわずかに感じました。

振り向くと、自分の腕を衣服で隠しながら私のカバンの中に手を突っ込む小太りな女が!

アドレナリンスイッチオン!
反射的に小太り女のカバンに突っ込んだ手首を掴んで、もう片方の手首もがっつり掴んで大声で叫ぶ!この汗ばんだクソ女!!!(これは心の中の声)
周りのみなさんが見ている中、「手をカバンの中にいれたでしょーーー!」と騒ぎましたが、超観光地の観光客ばっかりなポイントで、誰も加勢してくれない。さみしい。
船員さんに訴えても、無視され、これはムカつく。
ま、でも、船が出そうだったので、素直に乗船。
小太りの女が周りに自分は何もしていないのに濡れ衣を着せられたと演じて、「Non sei normale!!あなた普通じゃない!」私、言い返す「E te sei una ladra!! お前は泥棒だろが!」クッソむかつくな、おい。
こういう時って、警察に連れて行くっていう方法もあるんですけど、警察はそんな小さな事件は放置しますし、周りにいたのは外国人ばっかりで、証人をしてくれそうな人はいない...。

そもそも何も盗られてないので被害もないので、そんなつまらない事に警察に行って時間を取られるよりは、普通に観光をした方がいいですね。
まあ、でもせめて、もっと泥棒女への悪口とこけ下ろしを本人に直接言っておけばよかったと後悔しました。

くそったれー♪

という訳で、観光地では、カバンのファスナーを閉めましょう。それが一番。
(いっつもは開けっぱなしって事です。それでもなぜか大丈夫。)

スリはスリでもこの小太りの女は相手に気づかれる下手な手口だった訳で、それに対してスリが職業になっちゃってる有名な常連もいますのでお気をつけを。

フィレンツェではヴェッキオ橋とか、シニョリーア広場とか、人混みになっているところに結構出没してます。
ピサだと奇跡の広場とバス乗り場(団体旅行でよく使う)の間とか。

スリを見分けるコツ

  • スリの外見〜観光客の格好をしていて、二人組、三人組が多い。黒っぽいサングラスで、大抵スニーカー。普通の服のジプシーとか東欧系スリが多め。上記の小太り泥棒女は単独の南米系でした。
  • スリの目線〜他の観光客との違いは、目線に顕著に現れます。スマホで写真を撮るふりしてるけど、目線は前の人のカバンだったりします。
  • スリの行動〜他の人にコバンザメみたいにくっついて移動してたらスリの可能性大。
  • スリのアイテム〜日傘。日傘をしていればスリをしている最中の手元を隠しやすいです。アジア系ではないのに日傘を差してる人は怪しいです。

奴らはカモを選ぶのにも長けてますので、今回の私みたいに荷物が多い人、カバンの中に手を突っ込みやすい状況、、などなどスリの気持ちになってターゲットにならない対策をしましょう。
赤ちゃんを抱っこしている人のカバンも容赦なく狙いますのでご注意。

ではスリには気をつけて、よい旅を!