イタリアで現代美術館 チェントロ・ペッチ

チェントロ・ペッチ イタリア 現代美術館


お昼にふと思いついて、隣町プラートに行ってきました。
プラートには最近リニューアルオープンした現代美術館Centro Pecci チェントロ・ペッチがあります。
中心地から少し外れているので、フィレンツからはサンタ・マリア・ノヴェッラ駅近くから出ているバス、CAPで行くのが便利です。
終点ではなく途中バスから降りなくてはいけないのですが、チェントロ・ペッチ美術館はこんな分かりやすい、バスを降り損ねないで済む外観をしています。↑
右側の工事中みたいな車、これは今回の展示作品の一つでした。


企画展 La fine del mondo – 世界の終わり

2016年10月16日〜2017年3月19日まで開催の、『La fine del mondo – 世界の終わり』という企画展です。

展示は丸い建物の二階部分を一周します。
杉本博司のこのシリーズ作品もありました。色々な場所の海の写真です。

杉本博司 海



ウォーホルのシルクスクリーンの作品なんかもありましたが、それらの作品を見ながら順路を進んで行くと、なんだか天井や壁がボロボロになってきて、??と思っていたら、ますます様子がおかしくなってゆき、、、

Henrique Oliviera


ボロボロどころではない、洞窟???

Henrique Oliviera


天井がますます低くなり・・・狭いトンネルがどんどん狭く・・・

Henrique Oliviera


いつの間にか木製の壁・・というかトンネル・・・!
そしてやっと出口!

Henrique Oliviera


外から見るとこんな作品になっていました。根っこの付け根あたりが出口。

Henrique Oliviera


Henrique Olivieraの”Transcorredor”という作品でした。





その後は、Bjorkの作品”Black Lake”。壁に面の映像と大音響。

ビョーク 美術館



周りの作品に比べたらクラシックになるフランシス・ベーコンの作品もあります。デュシャン、フォンターナ、ボッチョーニなども。

フランシス・ベーコン 現代美術


結構怖い・・・。


Cai Guo-Qiang 蔡國強


こちらはCai Guo-Qiang、日本では蔡國強と知られている芸術家の作品。
99匹の狼が集団でガラスの壁にぶつかりつつ、また同じ事を繰り返す。集団の力と勇気を表し、それが間違った方向へ進む危険性を示しています。

チェントロ・ペッチ インフォメーション

夜11時まで開館しているので、少し遠くても行きやすいのではないでしょうか?
気になるのはレストラン。館内は平日の昼だったのでガラガラだったけど、レストランは割と賑わっていました。今度試してみようかな?

場所
Viale della Repubblica 277
59100, Prato
オフィシャルサイト
CENTRO PECCI PRATO