フィレンツェで泥棒逮捕!スリ対策?!

フィレンツェ 窃盗

La Nazione より以下抜粋

フィレンツェの有名な泥棒、”Lady Furto”が捕まりました!

“Lady Furto レディー・フルト”(フルトは窃盗の意味)は、フィレンツェの泥棒の女王的存在で、警察からも店の経営者からもサンタ・クローチェ地区の住人からもよく知れた人物、なのでこのあだ名で呼ばれていました。

フィレンツェ、ウフィツィ署のカラビニエーリ(軍管轄の警察)がネーリ通りVia de’ Neriとその周辺のお店の人たちに、このレディーフルトの写真を見せて捜査協力依頼をしたのが、12月7日。ネーリ通り商店組合のWhatsApp(イタリアで普及しているLINEのようなツール)グループにその白黒写真、肩までの長さの髪の毛、長身で痩せたラインのこの女性の姿がシェアされ、次々に目撃証言が寄せられました。

「サンタ・クローチェ地区によく出入りしてるよ。」
「サン・フレディアーノ地区を拠点にしてるかも。」
「革製品が好みみたいよ。」
「いつもカバンを2、3個持って、足早にウロついてるよ。」
「変装してたわ。」
「ここに数日前に来た」

などとすぐに情報が集まり数時間後、レディーフルト-東欧出身の外国人、約20年前からイタリア在住- は、カラビニエーリにより自宅にいるところを取り押さえられました。
ネーリ通り商店組合の代表は、「商店の全員を代表して警察に感謝します。私たちは当然の事として各々最大の協力をしました。」とコメントしました。

このレディーフルト、ここ数週間だけの窃盗でも、

  • お店の外に陳列してあった絵葉書を大量に盗む。
  • Leo Firenzeというネーリ通りのレザーショップからは革製ビジネスバッグを持ち逃げ。店の主人は「被害に遭ったのはうちだけじゃない。」と言い、
  • Estroのオーナー、モハメド・カリンさんは、「いつも彼女だ。約二週間前革のジャケットを4着盗まれた。」と言ます。
  • Lauroraでは盗難失敗もありました。しかも自分の持っていたリュックサックを残して逃げていったそうです。そのリュックサックの中には、おそらく盗んだばっかりのものであろう衣料品がぎっしり。

ネーリ通りの代表者さんは、Forza Italiaという政党の地域の後援者代表でもあり、「最近、こういった小さな犯罪が多く地域で話し合いが持たれました。市の行政に対して犯罪防止の働きかけをして行きたいと思っています。」と最後をくくりました。


上の訳文は補足が必要なところは付けて、補足が長くなってしかも意味があまりないところは省略して、意訳になっている箇所もあります。ともかく、「泥棒が捕まったよ!」っていうニュースです。

捕まってよかったですね。

この記事の内容だとこの人は商品の窃盗がメインの人なのかな?と感じますね。観光客を狙って自分自身も観光客のような格好でウロついている有名な東欧女性もいますが、痩せて肩くらいの長さの髪のの毛だとちょっと違う気もします。

スリには気をつけましょう!

・・・と言ったところで、何が対策?という方に、

イタリアでのスリ対策!!

人生において一度もすられた事がないので、参考になるのかならないのかいまいち不明ですが、以下の点を気にしておけば割と大丈夫だと思います。

  1. カバンはパクパク上が空いているのは手を突っ込まれるので、閉まる方が良い。
  2. 財布は小さめでカバンの奥深くに沈んでて、本人でも探さなきゃ出てこない方が良い。(レジで財布を忘れたかと焦るくらいのレベルで。)
  3. 財布は有名ブランドのを使っている場合、万が一財布自体が持って行かれても貴重品は手元に残るように、カバンの内ポケットとか財布の外に入れておく。財布を複数持つのもおすすめ。ブランド財布は盗ませる用と心得る。
  4. グループ行動や友達と歩いている時が狙われどきです。一緒にいる人が車椅子だろうが抱っこの子供だろうが容赦なしで、荷物が襲われます。要するに注意力が散漫にならないように注意。
  5. 後ろにいる人が近い場合はカバンは前へ避難させる。人混みにまみれたら、とりあえずカバンを何気なく抱っこ。
  6. お店の試着室では、荷物を奥に寄せておく。(試着中にカーテンの外から盗まれる事もあるそうです)
  7. もちろん、置き引き注意。
  8. 傘を差している人や上着を腕に引っ掛けている人が近づいてきたら注意。手元が見えないようにするアイテムです。

あと、トラベル用の隠しポーチもありますよね。万が一を考えたらパスポートと少々の現金、予備のクレジットカードくらいを潜めるのも良いかもしれません。
個人的には紛争が起きているような地域に行かない限りは使おうとは思いません。面倒なので。

結局あまりも気にしすぎて周りの人に疑いの目を配るのに忙しくなってしまったら、旅行の楽しみが減ってしまうので、ガチガチに対策をする必要はないと思います。万が一の為に、カード会社の連絡先、大使館の電話番号、電話の掛け方、等、その時にどうすればいいかを出発前に一度確認。それでいいと思います。

大体の場合、スリは普通の観光客の見た目をしていて、目線が観光モニュメントとは違う方へ向いています。
ガイド中に有名スリなどを見たら注意を促しますので、スリ見物も楽しみましょうね!!…?

 

-ヴェネツィアですられそうになった時の事