すっかり冬らしい寒さになって、クリスマスの雰囲気が出てきました。色々な場所でクリスマスマーケットが開催されています。
有名なのはサンタ・クローチェ教会前の広場のドイツのクリスマスマーケット。毎年やっています。関連記事↓
そして、こちらも第15回目のクリスマスマーケットがアルノ川沿いにあるパラッツォ・コルシーニ・アル・パリオーネで開催中。
2017年は12月1日から3日まで。
Mercato Nataleperfile a Palazzo Corsini (2019年1月現在リンク切れ中。また年末が近くなると案内のページが復活すると思われます。)
手作りのアクセサリー、カバン、服、ネクタイ、インテリア用品、他にもヴィンテージ衣料、靴、、沢山あります。特にこの時期はクリスマスプレゼントを親戚に、親戚の子供にも、親しい友人へ、恋人へ、友人へ、食事会の予定のある出席者へ、、沢山プレゼント用意する必要があり、その選択にも悩むものです。そんな時にこういったクリスマスマーケットで素敵なプレゼントを選ぶと楽しくなります。値段もお手頃価格から本気価格まで、色々です。
本日は初日で、ちょっと寄ってきました。目的なんですけれども、それは、
洞窟(グロッタ)です。
メルカートはおまけ。(!)
ここパラッツォ・コルシーニには、プライベート絵画コレクションがあります。貴族のコルシーニさん所有です。そのコルシーニ家のメンバーがまだここで暮らしているっていうのがまたすごいですが、プライベートコレクション故にちょっと見学料が高いものの、リクエストをすると見せてもらえます。
プライベートコレクションがこれ?!と、質に量にびっくりの1600〜1700年代の作品が中心。絵画の写真撮影は禁止されているので、それ以外で撮ったところです。↓2年前くらいの写真。
パラッツォ中心部分の廊下。
こちらは、舞踏の間。
フィレンツェの他のパラッツォと比べて、かなり広い舞踏の間です。
メディチ・リッカルディ宮殿の舞踏の間なんかは狭いスペースを大きく見せる為に鏡がつかってあったりします。
それで、これが以前見た懸案のグロッタ、洞窟。
この照明、ちょっと微妙!
もしかして、今年のクリスマスマーケットではまともになってないかしら?
と、行ってきた訳でした。
クリスマスマーケットは地上階で開催されているので、上の階にある絵画コレクションや舞踏の間は見ることができません。このグロッタと、その周辺のメルカート開催のお部屋の中には入れます。
そして、これが今年の様子。
いいじゃないですか。
照明の色が自然になりました。
白と赤のしましまに青いラインが真ん中にはいっているのがコルシーニ家の紋章。トレヴィの泉の上にある紋章です。コルシーニ家出身の教皇クレメンテ12世の時代に改修されたからです。ローマのカピトリーニ美術館を世界初の美術館として公開したのも、クレメンテ12世。フィレンツェ史ではあまりメインで語られることのない家ですが、ローマではもうちょっと露出度が高いです。
ちなみに、この場所今年はお食事スペース。丁度お昼過ぎに寄ったので、結構食べている人がいました。なかなかこの場所で座ってくつろぐチャンスはないので、コーヒーとケーキでも頼んで、優雅なひと時っていうのもいいかもしれません。
そんなくつろいでいる人たちの真ん中で、写真を撮りにだけ来てしまい恐縮で、せめてくつろぎ人たちが画像に入らないように気をつけました。
このクリスマスマーケットは入場無料ですので、この週末フィレンツェにいらっしゃる方は気軽に寄ってくださいね。素敵な個人の邸宅を覗き見るのも面白いです。
※毎年開催日が変動するので、要事前チェック。