ピッティ宮殿の早朝割引がややこしい
ピッティ宮殿の入館料に早朝割引があるのは知られてきたのですが、
条件がシーズンや時間帯によって異なっていて、分かりづらいです。
なので、以下にまとめてみました。
観光ハイシーズン中の早朝割引
2023年よりシーズンごとの入館料変更です。
観光ハイシーズンとは、2月21日〜11月9日、12月21日〜1月9日。
これは、ウフィツィ美術館の入館料変動も同じ日程になります。
通常料金は16ユーロ(大人1人)のところが12ユーロに割引。
予約なしの当日券は8時45分までにチケットを購入し、8時55分までに入館するという条件です。
早朝割引のチケットを事前購入している場合も、8時55分までにする入場する必要があります。(事前予約は予約料€3が加算されます。)
観光ローシーズン中の早朝割引
観光ローシーズンとは、上記のハイシーズン以外で、
1月10日〜2月20日、11月10日〜12月20日です。
実際この期間は観光客がぐっと減る時期ですので、美術館でゆっくり鑑賞した場合にはとても適しています。
この期間中は通常入館料が10ユーロ(大人1人)なのが5ユーロ。
当日券を窓口で8時59分までに購入し、8時30分〜9時25分の間に入場が条件。
事前予約購入している場合の表記はありませんが、9時までの入場が条件かと思われます。(€3の予約料がやはりかかります。)
/観光ローシーズン中の水曜日割引
さらに、同期間(観光ローシーズン)中の水曜日15時以降にチケットを購入する場合も同じく半額5ユーロです。
ピッティ宮殿早朝割引開始後の様子
今までは観光ハイシーズンのお昼前とか午後に若干混むかなぁ、という程度で、ウフィツィ美術館みたいな人混みとは無縁の場所でした。
それが、最近は朝っぱらからこの盛況ぶり。
写真を撮った一部屋だけがたまたま人口密度が高かったのではなく、他の部屋も同様です。
この程度の混雑ならば、好印象。
大好きな場所なだけに、鑑賞者が増えてくれて嬉しいです。
もっと人混みになってハイシーズンのバチカン美術館級になったら嫌ですけど。
こっそりカラヴァッジョ作品移動。
こっそりと場所替えされている作品もあります。それがこれ。
“アントーニオ・マルテッリの肖像画” カラヴァッジョ作。
貸し出しされている事も多く、ふらっと戻って来てはどっかへ行ってしまいます。
カラヴァッジョの人生みたい。
今は、イリアデ(イリアス)の間にあります。
そんな作品どこにあるのか、公式ガイドックにも変更が記載されていなかったり!
宝探しな美術館です。
-参考 パラティーナ美術館、脳内ヴァーチャルツアー:ピッティ宮殿
ガイドツアーやっています
どこに何があるんだかよく分からない美術館を彷徨うのもいいんですが、時間がない時とか疲労が溜まってしまうなど、ありがちな旅行中。
そんな方にもおすすめ、ガイドツアーです。
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最近修復が終わったブランカッチ礼拝堂とセットになった、こちらのツアーもあります。
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