シニョリーア広場にミケランジェロを主題にした映画、‘Il peccato – Il furore di Michelangelo’ のセットが出現。
アンドレイ・コンチャロフスキー監督、イタリア・ロシア共同制作です。
天才ミケランジェロの人間性をより深く、アンドレイ・コンチャロフスキー監督のヴィジョンによる映画となっているそうです。
焦点が当たるのは、主に1500年代初頭、メディチ家とデッラローヴェレ家の対立があった頃。
デッラローヴェレ家出身のユリウス2世教皇の命によりシスティーナ礼拝堂の天井画が完成し、その後自身の霊廟をミケランジェロに発注する時期のお話し。
その後、ユリウス2世の没後、メディチ出身のジョヴァンニ・デ・メディチがレオ10世として選出されます。
注文についての契約や支払い、前払金、ラッファエッロというライバル登場など、、なかなか面白そうな映画です。
うちの子を学校に送っている最中で、午前8時前後の状態が上の写真。
まだちょっと早めで舞台は準備中。
昨日の夜から地面に土を敷いたそうです。
石畳保存と片付けを容易にする為にこの土の下にはビニールシートが敷いてあるのだとか。
馬車の荷台とか、キャベツかなにかの野菜クズみたいなものを、結構気を使って撒いていました。
汚い雑然とした感じを出すのには、雑然と撒く訳ではないんですね。
テラスからは首吊りのマネキンが吊り下げられる予定なんだそうですが、私が通った時はまだありませんでした。
シニョリーア広場での撮影は今日だけ(このすぐ裏にあるウフィツィ美術館の休館日なので、あまり混雑しない日)です。
8月終わりに始まった撮影は14週間に渡り、ラツィオ、トスカーナ州のミケランジェロにゆかりの深い場所を回るそうです。
その他の場所は、モンテ・アルティッシモ、カステッロ・マラスピーナ(マッサ)、アレッツォ、モンテプルチャーノ、カッラーラ、バーニョ・ア・リーポリ、ピエンツァ、モンテ・サン・サヴィーノ、タルクイーニア、カプラローラ、ローマ、他。
・追記・
トレイラーが出ていました。