アッシジ旅行、坂道が大変な徒歩 -2

アッシジ大聖堂

前回 アッシジ旅行、聖地とレンガの道-1 からの続きです。

道の到着点

前回のブログでレンガの道の終着点にまでたどり着いた場所、ここからアッシジの街が始まります。

ここまでは、電車の同じ車両にいた巡礼っぽいおじいちゃん(なんと裸足で歩いていました!)と、頭からヴェールをかぶったイスラムっぽい女の子二人組と、地元の女の子がお尻をぶりぶりさせながらウォーキングをしていたのに出会ったのみと、あまり人の気配はありませんでした。

しかし、街の入り口付近には大型バスや乗用車やバンが沢山あって、そこからはかなりの人密度。さすが有名観光地。
キリスト教徒じゃない日本人(私)がめちゃくちゃ巡礼コースを辿っているのに、教会内で真剣に祈る人たちは歩いてないんだ、と独断と偏見に満ち過ぎた感想を抱きつつ、
自分の歩く動機こそが大した理由ではないので、さあ中へ。

サン・フランチェスコ教会は昼も開いているので、先に閉まってしまうこちらの場所へ、

ミネルヴァの神殿 Tempio di Minerva

ミネルヴァの神殿 アッシジ

ミネルヴァはローマ神話の女神で、ギリシャ神話にするとアテナになります。

ギリシャ神ゼウスは、ジョーヴェはジュピターでユピテルでもあり、ジュノーネはユーノーでヘラでヘーラで、ヴェーネレはウェヌスでヴィーナスでアプロディーテでアフロディーテで、、、やめてください、名前は一人一つにしてください。と、神話の登場人物は日本語にするとややこしくなります。

もともとエルコレ(-ヘラクレス)に奉献した紀元前30年に建てたれた神殿なんだそうす。フィレンツェのはその時代のはもうこうやって建ってないし、紀元前ってやっぱりすごいですよね。

中はサンタ・マリ・ソプラ・ミネルヴァ教会になってます。初めて中に入ったら、意外とこじんまりと小さな教会でした。教会の名前は「アテナの上の聖マリア」という意味です。

そして、次は

聖ルフィーノ大聖堂 Cattedrale di San Rufino

アッシジ大聖堂  聖ルフィーノ大聖堂

一応ここが大司教座のある、街の中心のアッシジ大聖堂でもあります。
サンタ・キアーラ教会とかもあるし、どちらかと言うと知名度は低いかもしれないけど、ファサードをよく見るとかわいいです。世界遺産です。

中央扉の上の部分↓

ロマネスク装飾

バラ窓。

聖ルフィーノ大聖堂の内部に入ると、床のところどころに透明のプレートがあって、教会床下を見る事ができるようになっています。

床下部分には入る事もできまして、

クリプタ 大聖堂

地下、クリプタが保存されています。
聖フランチェスコが大聖堂で説教をする時はここで祈りを捧げていたそうです。

美術館も併設されています。

サンティ・ディ・ティート

Santi di Tino サンティ・ディ・ティート
彼の描く人物(聖人)は柔らかいですね。

と、その近くに!

プラウティッラ・ネッリ

Plautilla Nelli プラウティッラ・ネッリ

今年の春にウフィツィ美術館の特別展で展示されていた作品です。そういえば、アッシジから作品がやってくるとニュースで読んだ記憶が。
検索したらニュースが出てきました。
Assisi News : Plautilla Nelli dal Museo diocesano di Assisi agli Uffizi di Firenze: la straordinaria scoperta
今はひっそりとここ大聖堂付属美術館に展示されています。

さ、大聖堂を後にしたその次は、

ロッカ・マッジョーレ Rocca maggiore

ロッカ・マッジョーレ アッシジ

街の一番てっぺんに建っている14世紀に建てられた城塞。
中にも入れます。
そもそもここまでかなり標高が上がっているのに、中のせまーい階段を登るのは必死。
ですが、必死の階段の後は、この景色。

ロッカ・マッジョーレからみた展望

建物の内部には中世時代の再現や、写真パネルがあったりしました。

直射日光が強いものの、風に癒され、次に向かったのが、
アッシジに来たら絶対外せない場所、

聖フランチェスコ教会 Basilica di San Francesco

聖フランチェスコ教会 アッシジ

でも、内部は写真撮影禁止だし、有名すぎるから、書かないでもいいかな。省略!

続く。

・続き・