本日のニュースです。(写真はwikipediaより。)
アラビア人がサンメッッザーノ城を購入 : ヴァルダルノ・ポスト紙
Gli arabi comprano Sammezzano : ValdamoPost
トスカーナの郊外、レッチョというところに、オリエンタルの折衷様式のお城があります。
サンメッザーノ城Castello di Sammezzanoといい、もともと1600年代の農園があったところにフェルディナンド・パンチャーティキ・キメネス・ダラゴーナFerdinando Panciatichi Ximenes d’Aragona というフィレンツェの貴族が1800年代の半ばから後半にかけて造らせた建物です。
第二次世界大戦後にホテルとして改装する為に売却されたものの、その会社が倒産し2015年より再び競売にかけられていました。
競売にかけられている間も、文化財としての保護の為に組織がつくられ、緊急の修復や見学ツアーも時折開催されていました。
それが今朝このニュース、突然でびっくりしました。15.400.000ユーロでドバイに本拠地を持つアラブの会社に落札されました。
今後どうなるかはまだ分かりませんが、競売をアシストした人のコメント(記事外)では城の保護や管理や、行政との関わりが今後も続く事などから、ポジティヴなものである事が感じられます。
(追記・その後売却は白紙に戻り未だに決まりませんが、良い方向↓に動きつつあるようです。)
売りに出されたと言えば、フィレンツェのVilla Fabbricotti ヴィッラ・ファッブリコッティというところもです。
他にも、いろいろ。モンテカティーニの方でも関連施設のいくつかが売りに出されていまして、さみしい限りですね、。
Immobili – Terme di Montecatini Spa/リンク先がなくなりました