ミケランジェロ: マルチャッラのピエタの下絵

ミケランジェロ マルチャッラ

コントロラディオニュースより。

ミケランジェロの下絵と確認!

キャンティ地方、バルベリーノ・ヴァル・デルザ のほど近く、マルチャッラMarciallaにあるサンタ・マリア教会のフレスコ画の下絵がミケランジェロのものであると確認されたというニュースです。

土地に伝わる伝承では、ここに描かれているフレスコ画はミケランジェロの手によるものだと伝わっていました。実際そのフレスコ画には、BMFとサインがあり、Buonarroti Michelangelo Florentinus(フィレンツェのミケランジェロ・ブオナッローティ)の頭文字だと信じられていました。

そこに、先日の文化G7の際、ヴァル・デルザ市長の招きに応じてミケランジェロ研究のアメリカ人エキスパートRobert Schoenが調査に入りました。

その結果、1490年から1495年の間で、ミケランジェロが15歳くらいだった時に描いた下絵から描かれたフレスコ画であろうと確認されました。

BMFのサインはミケランジェロを意味するのではなく、Bastiano Mainardi Florentinus(フィレンツェのバスティアーノ・マイナルディ)であろうとのこと。
有名な画家ドメニコ・ギルランダーイオの婿にあたる人です。
この時代、Sebastianoという名前の人はよくBastianoと呼ばれていたそうでで、最初のSeが取れた形となっています。

バスティアーノ・マイナルディのものだと特定するのにあたって、「バルジェッロ美術館のバスティアーノの別の作品を見た時、すぐにこのマルチャッラのフレスコ画を思い浮かべた。」のがきっかけとなった、とRobert氏は語ります。

これから赤外線を使った更なる調査が行われる予定で、楽しみです。

上記はかなり端折った説明になっているので、詳しくはオリジナルの原文記事か他ニュース記事をご参照ください。

トップ画像はwikipediaからの引用です。他の作品画像は Marcialla Michelangelo Pietà などのワードで検索すると出て来ます。