すっかり観光客が消えた観光都市は、住人がもぞもぞ動き出しても混雑しないものなんですね。
特に中心地は住宅に見えてもB&Bやツーリストアパートなどで、観光客用になっているのがほとんどです。
普段すごい人混みの割りに、人口は控えめ。
フィレンツェとその周辺の人間しかいないフィレンツェの街は、なんだか不思議です。
さて、パンデミックも随分と落ち着いてきた気配で、イタリアでは各地で対応の差があるものの、フェーズ2に入っています。
フェーズ2の中にも段階があり、少しずつお店、レストラン、教会、庭園、、など開いてきています。
フェーズ2のフィレンツェ大聖堂
今日は久しぶりに大聖堂に行きました。
5月31日まではオンラインで時間指定予約をした人は、大聖堂、洗礼堂、ジョットの鐘楼、大聖堂美術館に無料で入れます。
観光客が実質いないので、住民向けの公開です。
普段住人は意外とこういうところには行かないなので良いのではないでしょうか。
うちの隣のおばちゃんも、人生で一回しかジョットの鐘楼に上ったことがないと言っていました。
(大聖堂は普段から無料ですが、現在は無料の予約が必要)
有料のところについては私は仕事でよく入るので、他の人の枠を奪わないように、写真だけ撮りたかった大聖堂だけを予約しました。
1時間ごとの入れる人数が決まっていて、入り口前で待っていると係の人が順番に入れてくれます。
入る時には、やっぱり体温チェック。手首のあたりを触らないで体温チェックできる機械で検査。
その後に大聖堂内に入って、いつもどおりの荷物チェックがありますが、これ。↓
こんな自転車のバックライトのようなものを渡されて、首からかけるように言われます。
何かというと、他の人との距離を保つためのセンサー。
同じセンサーを持った他の人に近づき過ぎると、ビーっとお互い振動します。
十分な距離は保たれているな、とは思っていても、結構反応してました。
他の人の後ろを2メートルくらい離れて通り過ぎたつもりでも、ビーっと振動。相手の人に「おどかしてごめん。」と思いつつ、距離を保つように意識していきます。
センサーは出る時にトレーに戻します。
トレーの中で、「距離が近いですよ!とっても近いですよ!!!いけない距離ですよ!!!」と、警告の振動をしまくってるセンサーがシュールでした。↓
それから、洗礼堂の前を通り過ぎたら入り口がギベルティの天国の門からになってました。
普段は北の扉から入場で、こんなのって滅多にないです。毎年復活祭の時は開いてるけど入れないし。
ま、そんなこんなで、大聖堂内の写真を加えたのが、こちらのページ。
まあ、意外と有名過ぎるポイントって、写真を撮ってないもんだんですよね。
サンタ・クローチェ教会なんて、ミケランジェロとガリレオのお墓の写真を撮ってないのに、他のものだけ撮りまくっているっているし。今度また行ってこなきゃ。
フィレンツェの街の様子
5月23日のお昼頃のフィレンツェの街の様子です。
あとは、写真は撮らなかったけれどもブランドショップが並ぶトルナブオーニ通りは、世界的に名の知れたグッチ、フェラガモ、セリーヌ、エルメス、エミリオ・プッチ、トッズ、マックスマーラ、、、などのお店は開いていました。
ファストファッションZARA、H&M、デパートのLa Rinascente、Coinとかも開いていて、久しぶりのショッピングを楽しみ人たちも見られました。
レストランは観光客がいないと成り立たないところも多いですが、意外と久しぶりの外食を友達と楽しんでいる様子もかなり見られたので、お天気のいいのも相まって活気が少し戻ってきたのをうれしく思いました。
まだまだ外国からの観光客は皆無ですので、
まあ、今年の夏はのんびりゆっくり、やり過ごす日々が続きそうです。
あ、あとそうだ、書き忘れるところでした!
イタリア人、マスクに慣れてなくて、マスクをずらす時に顎じゃなくて額(サングラスポジション)にするのを結構目撃してたんですけど、今日は見ませんでした。
うんうん、マスク使いが分かってきたね。