美術館年間パス 購入方法等まとめ:ウフィツィ,ピッティ,バルジェッロ,他

美術館 年間パス

予約をしなくても優先入館ができて、発行日から一年間は何回でも使える年間パスの案内です。
オンラインで買えるというので見てみたら全く分からなかったので、メールで問合せをしたところ、返答通りにやっても意味不明でして、その後何回かメールの往復(必ず返答は遅い)をしてやっと分かったという顛末です。

(上の写真は美術館のパスとは一切関係がありません。拾ってきた無料イメージ画像に文字を乗っけました。)

年間パスの種類

代表的な国立美術館の年間パスの種類のご紹介します。
例えばストロッツィ宮殿などは独自の年間パスがあります。
ここでは説明しませんが、他にはAmici degli Uffizi(ウフィツィの友)という協会員になると、年パスとして使える会員カードが手に入ります。
入れる美術館はウフィツィとピッティ宮殿+ボーボリ庭園+バルディーニ庭園。若者割引などありますのでそちらの方がお得になる場合もありますが、基本的に文化活動を支援したりする団体なので、そのあたりを理解してからの入会をお勧めします。

ウフィツィパス(ウフィツィ年間パス) -Gallerie degli Uffizi 

発行日から一年間有効で、€70 期間中何回でもこのパスで時間指定予約なしで優先で入館ができます。
ウフィツィ美術館の入館料は時期や時間によって変わりますが、大体3回訪れれば元がとれます。
同パスで、ピッティ宮殿ボーボリ庭園フィレンツェ考古学博物館、オピフィーチョ・デッレ・ピエトレ・ドゥーレという長い名前を日本語では不自然に「貴石博物館」と呼ぶ美術館にも入る事ができます。
土日祝日も優先入館、ただし入館無料日の優先はありません。
購入方法は下にスクショを交えて説明します。


ファミリーパス -Passepartout Family

ウフィツィパスの家族用。€100 で大人2人、子供は何人でも連れて入れます。お得感が割り増し。


ボーボリ庭園パス -Giardino di Boboli

発行日から一年間有効で、€25 期間中何回でも優先入園可能なボーボリ庭園に特化した年間パス。
ボーボリ庭園内にある陶器美術館にも入れます。(バルディーニ庭園は不可)



UAMパスと共通券 (バルジェッロ美術館、メディチ家礼拝堂など) -Musei del Bargello

後述する購入画面でもCarta annuale Bargello とバルジェッロの名前だけが出てきますが、
他にメディチ家礼拝堂、オルサンミケーレ、ダヴァンツァーティ邸、マルテッリ邸を含みます。

-UAMパス(バルジェッロ年間パス) €50 オフィシャルサイト→ UAM Pass
このパスを持っていると、バルジェッログループのブックショップで5%引きの優待がある他、イベント、カンファレンス、コンサート、ワークショップに参加できます。

-共通券 €21 オフィシャルサイト→ Combination Ticket 72 hrs
同じ箇所、バルジェッロ美術館、メディチ家礼拝堂、オルサンミケーレ、ダヴァンツァーティ邸、マルテッリ邸の共通券。72時間有効。年間パスではありませんがついでに紹介しました。

年間パスの買い方

オフィシャルの年間パス案内ページがこちら。→ PassePartour. Annual Subscriptions
ページの下にあるリンクPurchase you annual subscription onlineから購入画面に行こうとすると「時間切れです」という内容の表示になります。
なので、オフィシャルのチケット購入案内ページ下のリンクからが行きます。
B-ticket
(私に手数料などは入らない普通のリンクですよ)

PCの表示画面での説明です。他のデバイスだと若干違うと思いますが、要領は同じです。あと、英語設定をしていても強制的にイタリア語になってしまうことがあるので、いさぎよく最初からイタリア語版でご説明します。



1、上記のB-ticketリンクを押すと出てくるのがこの画面。普通の一回だけ使えるチケットの予約画面です。

年間パス ウフィツィ
ウフィツィ美術館の予約可能な日付が並びます。

2、ここから素直に年間パスが購入できないのがポイントです。
Eventiと書いてある下の「Galleria degli Uffizi」ボタンを押すともう一つ小さめに出てくる「Galleria degli Uffizi」ボタンをもう一回押します。
そうすると、下の画面のように「Tutti i musei(全ての美術館)」という選択肢が出てくるので、こちらをクリック。

年間パス ウフィツィ ピッティ
年間パスなんて言葉はひとつもまだ出てこない。

3、また同じような画面が出現。
大きめの「Filtro per data e Museo」ボタンを押した後に出てくる「Tutti i musei」ボタンをクリッックすると、やっと出てくるのが以下のリスト。
「Card Annuale -」というのが頭に付いているのが年間パスです。それぞれの種類は上で説明したとおりです。

全ての美術館 年間パス
Card Annuale Cumulativa Gallerie de….で表示が途切れているのがウフィツィ年パス。ユーザビリティはあまり考えられていない模様。

4、こちらがウフィツィ美術館の年間パスを選択した時の画面。

年間パス ウフィツィ美術館
例え8月6日を選んでも、選択肢に12月31日しか出てきません。

5、この辺りからは、システムに誘導されるがままに進んでください。
ウフィツィ美術館の年間パス€50を2枚分選択したところがこの画面。(現在は€70に値上げ)

ウフィツィ 年間パス
合計金額が合っているか確かめましょう。ここで2枚分で€48とか表示されていたら、年間パスではなくて通常の一回チケットを選択してしまっていることになります。

6、上の画面の大きめ濃紺色のボタン「Nel carrello(カートの中)」を押すとこちらの画面になります。ここから20分以内に手続きをしないとやり直しになります。クレジットカードをお手元に確認ください。
内容が合っている事を確かめてから、プライバシーに関する情報やサービスのコンディションやらの、オンラインショッピングでよく出てくるチェックボックスをクリック。「Ho letto la informativa sulla Privacy…..」と小さく書いてあるところです。
そして、先に進むボタン「avanti」を押します。
すると、ログイン画面になるのでアカウントを持っていない人はここで「Registrazione(登録)」をしてください。入力欄が沢山ありますが、星印*が付いた項目のみ必須です。

ウフィツィ年間パス 購入画面
オンラインショッピングでやりがちなのは、小さい文字のチェックボックスのクリック忘れ。これをチェックしないと先に進めません。

7、次は、パス所有者の情報を入れるパーソナライズPersonalizzazioneの画面。
「Nome e Cognome 1*」「Nome e Cognome 2*」「Data di nascita* GG.MM.AAAA」とあります。
意味は「名前と苗字1」「名前と苗字2」「生年月日」です。

注意すべきは、生年月日GG.MM.AAAAの入れ方で、GGが日にち、MMが月、AAAAは4桁の西暦で、それぞれの間を「.(ピリオド)」で区切ってください。自動入力はされないので必ず自分でピリオド入力。
それができたら、「Avanti(先へ進む)」ボタンをクリック。

年間パス 購入方法

8、お疲れ様です。ようやく最後の支払い画面。
画面の上の方は私のアカウント情報が入ってるのでお見せできませんが、下の方までスクロールすると、こんな感じでちゃんと先ほど入力した名前が入っているのが確認できます。
あとは、利用カードを選んでお支払いに進んでください。
ここでは実際に購入はしていないのでお見せできませんが、B-Tichet Firenze Musei というところからコンファームメールが届くはずです。

年間パス 購入方法 ステップ
二人分の購入画面、自分以外の名前をdareka siranhitoにしました。普通のイタリア人に見せたら本当の名前だと思うだろな。



年間パスの使い方

私の場合はガイド証を持っているので、実際に年間パスを利用したことはありません。
購入後のコンファームメールに説明書きが入っていると思います。番号なりなんなりが表記されていたら、それを現地窓口で伝えてカードにするのではないかと。
大体そんなところです。
Buona fortuna! 幸運を祈ります…!!

(必要があれば詳細も問い合わせますが、返答が遅いのを実体験したい方はこちらへどうぞ!→ Le Gallerie degli Uffizi -Contatti