2月になって、フィレンツェ サンタ・マリア・ノヴェッラ駅構内のゲートが閉じました。
そのことをお伝えしていたのが、この記事。
その時点では、まだどうことかと心配されていた16番線(バス乗り場への近道)が一体どうなったのか、偵察してきました。
注・バス乗り場と言っても、市内を走るatafでも中距離を走るSITAでもなく、大型観光バスや、長距離で安いFlixBus、各社オプショナルツアーの一部などがここを利用しています。フィレンツェ駅発着のバス利用の際は、駅のどのポイントなのかよくご確認ください。Via S.Caterina d’Alessandria, Piazza Adua, Largo Fratelli Alinari, ちょっと離れたPorta al Prato-Leopolda など、色々です。
まず、駅の構内はこんなんになりました。
いままで自由に行き来できていたホームまでの間に、ちょっと立派なガラスのゲートが出現。
入り口と出口が分かれています。
ハイテクかと思いきや、ただ係りの人がチケットを拝見しているだけの、人力に頼ったシステムです。
将来的には応用が効くからとりあえずはこれでいいのかも。
この中のホーム一番右の16番線をずーっと進むとバス乗り場に到着しましたが、こうして閉まっているので入れなくなりました。
では、どこから行くのか?
バス乗り場への行き方
一旦構内から出ます。
上の写真で言うと、手前側に戻ります。
すると、こんな感じ。
上の写真と角度は同じで後ろに下がった感じの場所です。
はい、ここで写真奥に続く道を進みます。
すると、こんなすっきりデザインの建物が見えてきます。パラッツォ・レアーレです。
中に駅構内と通じているレストランが入っているので、そこからかな?と覗いてみましたが違いました。
写真右手にずっと続いてる、地味な白い鉄柵にそって右に進みます。
Via Valfondaという通りにぶつかりますので、そこを左折。
現在トラムの工事中で道幅が狭くなっている通りです。
ちょっと進むと、ここ。
道の途中の壁に←マーク(普通の役所のプリンターで白黒印刷と思われ)、とりあえず小雨になら耐えられるかな、というレベルのプラスチックファイルに挟まれて、貼ってあります。
相当見過ごしそうなんですけれども、係りの人(写真左の人)が通行人に道案内をしているのが聞こえて気づきました。
その係りの人にこの道が恒久的なものなのかどうか聞いたら、「そうじゃないといいけどね。」という答えが返ってきました。
バスのチケットを見せたら駅のゲートの方で入れてもらえた人もいる、という情報もいただきましたが、チケットコントロールの人によっても対応が違いそうですので、こちらの道の方が確実でしょう。
では、行きますよ、近道の入り口より、
こんな訳のわからない窪地みたいな所に入ってゆきます。
本当に訳の分からない建物の間です。ここどこ?
どん詰まりまで行くと、左手にも張り紙があったので、近寄ってみたら「ここじゃないから、反対側に行ってください。」みたいな事が書いてあったと思います。
なので、どん詰まりは右折です。
ちらほら通行人はいるので、間違わないとは思いますが、普通の駐車場ですよね。
ひたすら進みます。
駅構内によくある三色のゴミ入れが出てきたので、なんとなく駅の雰囲気がしてきました。
矢印にしたがって、ひたすら進みます。
すると、見覚えのある16番線ホーム。
ここまで来ると、電車も見えてきます。
ただ、左側にある柵で道が半分にされています。
柵のあちら側は、電車の切符を持っている人でないと入れなくなっています。
ここからあとちょっとだけ行くと、ここ。
改札口が出現。
ここで、チケットコントロールがあるんですね。
改札口ですし、ここから電車に乗る利用客の為に、券売機も設置されました。
駅構内には入らずに、更に先に進むと下に降りるスロープ。
右手に、フォルテッツァ・ダ・バッソ(バッソ要塞)が見えています。
道路に停車中のバスの屋根も見えていますね。
一般車の駐車場もあります。
スロープを降りきって、
はい、お疲れ様です。到着。
分かりましたでしょうか?
この道でないと、トラムの工事があっちこっちであるので、遠回りもほどほどにしろ?という事になります。
と言っても、これが必要な情報ではない人が大半の事でしょう。
団体旅行の人たちも多く利用しますけれども、添乗員さんが付いていますしね。
イタリアの仕組みって面白いね、くらいに思っていただければ幸いです。
はは。
では、また。