整理券システムの初導入!
2018年10月7日は第一日曜日でしたので、ウフィツィ美術館は入館無料。
大行列がいつもように、、と思いきや、行列なし!
2年前から美術館とアクイラ大学が共同研究していたシステムが、この日に試験されました。
美術館前にいくつかトーテム(券売機のような機械)が出現し、そこから整理券を取ります。その整理券にはシステムのアルゴリズムに従った入館可能時間が表示され、その中から都合の良い時間を選択できます。整理券には入館時間が記載されていますので、その時間に戻ってくると待たずに入館できます。
結果として、7.561人の入館者は大行列に並ばずにスムーズに入れたとのことです。
これは9月の第一日曜日の入館者数6.852人に対して+10.35%。もちろん、9月は大行列でした。
入館者は増加したのに、混雑が減るという、なかなかの成果です。
今後は廃止になる見込みの第一日曜日入館無料*の日に試験されたので、通常開館日にどのような形で導入されるのかはまだ公表されてはいません。
(2020年でもまだ変更を加えつつ第一日曜日の無料日はあります。)
今回は午後に整理券を取りに来た人は、指定時間がかなり後の時間しか取れなかったそうです。
ともあれ、今回の試験導入、スムーズに並ばずに多くの入館者を迎え入れられたという成果には美術館長も満足しているとコメントをしています。
混み合うジーズンにありがちな時間指定予約料4ユーロを払って予約時間通りに訪れても、それから30分以上待たされる、というのはどうにかして欲しいと、常々思っています。
うまくこの新システムが導入されるといいですね。
また新しい情報が入ったらお知らせします。
画像と記事参照: ANSA -Uffizi, pronto il sistema ‘ammazzaode’
その他参考記事: FirenzeToday -Uffizi: pronto il “cervelone” per azzerare le code d’ingresso al museo