ヴェネツィア日帰り旅行をしてきました。タイトルの「あるリピーター」は私の事です。
フィレンツェももちろんだけど、ヴェネツィアも見所がいっぱいありすぎて、1日では到底回りきれません。できたら1ヶ月くらい滞在できればいいけれども、そういう訳にもなかなかゆかず、今回も日帰り。
今回訪れたのは、
- ティントレットの家 Casa del Tintoretto
- マドンナ・デッロルト教会 Chiesa della Madonna dell’Orto
- バルトロメオ・コッレーオニ像 Monumento equestre a Bartolomeo Colleoni
- サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会 Basilica di Santi Giovanni e Paolo
- ドゥカーレ宮殿 Palazzo Ducale
- カ・レッゾーニコ Ca’ Rezzonico
この6つ。
ドゥカーレ宮殿はまず最初に訪れる場所の一つな気がしますが、初めて行きました。なぜならば、カ・レッゾーニコ に行きたかったからです。
どういう事かと言うと、カ・レッゾーニコとドゥカーレ宮殿、そのほか多くの美術館に入るのに、6ヶ月有効の共通券にする事ができます。
そこで、どうせならドゥカーレ宮殿も行こう!と思いついた訳です。
有名すぎる場所に行きそびれると、なんだか行くのが面倒になってしまっていたけれども、これは行けてよかったです。ドゥカーレ宮殿の方はまた改めてご紹介したいと思います。
ティントレットの家の前の彫刻
この旅の一番の目当ては、この人です。↓
斜めってるターバン男に合わせて、周りの壁龕も斜めってるっていう、この状況。いいじゃないですか!
偉大なる画家、ヤーコポ・ロブスティ、俗称ティントレットの家の前にあります。
マイナーっぷりと、斜めっぷりでは、この塔を思い出します。
そのままでもいいんですけれども、斜めっているとなぜか魅力倍増。
ターバン男はFondamenta dei Moriにあります。更に左へ進むと、Campo dei Moriという小さな広場があって、そこにはあと三体お仲間。
一番手前の人の鼻は1800年代に欠けてしまったらしく、一時しのぎのとくっつけられた鉄製の鼻が今でもそのまま。
こちらの三人は名前もちゃんとあって、リオーバ、サンディ、アファーニ。マステッリ家の三兄弟です。ペロポネソス半島(ヴェネツィアではモレアと呼ばれる)出身。
この彫刻の近くには、パラッツォ・マステッリという彼らの屋敷もあります。
マステッリMastelliという苗字は、すごく金持ちだったのでマステッロという入れ物にいっぱいの金貨を沢山持っていた、という事かららしいです。
-参考- NIZIOLETI – Campo dei Mori など。
すっかり言い忘れていましたが、ティントレットの家は、本当にティントレットが住んでいて、亡くなった場所でもあります。
次回はそのお墓のあるマドンナ・デッロルト教会のお話になります。
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