今日家に帰って来たら、届いてました!やった!!EVVIVAAAA!!!
「石膏デッサンの100年」荒木慎也 著
ちょっと前にブログウフィツィ美術館であの石膏像パジャント?を書いた時に、きょうの石膏像の脇本さんに教えていただいた本です。
次回日本に帰る時に購入しようかと思ったですが、そうやって先延ばしにしていたら絶版になっていて欲しかった本が買えなかった経験が何度もあるので、やっぱり注文していまいました。
早速、パジャントの項目。
過去美術系受験生だった人、必読!
おもしろいです。石膏デッサンってやっぱり好きなところがあっても受験で義務的にデッサンしなくてはならないと思ってやっていると、だんだん病んで来るものです。そして、受験が終わると、黒歴史かのごとく記憶のかなたに葬り去るのです。少なくとも数年は。
それを、スパンを置いて、あれはなんだったのだろうか?と考え始めると、非常に面白いです。
著者の方が、代々木ゼミナール横浜アトリエにいらっしゃってというのも、すごいです。私も行ってました。途中で彫刻学科志望に変更したので新宿の代ゼミに行くようになりましたが、本に出て来る講師って、多分、あの先生。思い当たります。笑
それにしても、ここまでリサーチを進めるって、ものすごいです。
ふと、フィレンツェにも石膏の間がある事を思い出しました。
ロマーナ門ちかくにある美術学校Liceo artistico statale di Porta romanaの中です。
何のイベントだったか忘れましたが、一般公開している日があったので行った時のものです。
手前のライオンさんは、シニョリーア広場にあるランツィのロッジャの入り口、右側にあるライオンです。玉を右前足で持っているので、ローマ時代のものです。入り口左側にある方は、左前足の下に玉があって、そちらはフラミーニオ・ヴァッカのもの。1500年代終わりのものです。フラーミーニオ・ヴァッカの方には彼の署名も彫り込まれていますので、近くで見る際は探してみてください。
石膏像では奇妙な位置で切り取られて腕なしの人になっています、こちらガッタメラータ、通称ガッタメ。ドナテッロ作。
パドヴァに行った時、「ガッタメの本物を見るんだ!!」と意気込んで行ったら、上すぎてよく見えませんでした。(泣)
それでも頑張って、大きくズームして撮ったら、
鳩。
待っても、どいてくれませんでした。
こちらは、リーベロ・アンドレオッティのピエタ。サンタ・クローチェ教会の左翼廊にある礼拝堂に大理石製があります。彼はここで美術の先生をしていました。
極小モーゼ。
台座は彼を囲ってしまっている台座は大きのに、モーゼはかわいらしく鎮座。
いいのかそれで?
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