イタリアの自転車泥棒対策

自転車ドロボー イタリア

 

写真は私の自転車です。
格好良くない上に、破格すぎたので盗品の疑いまである品。
背景もうちの裏で汚くてすみません。

こんな自転車なんですけれども、盗まれたら大変。自転車では10分で目的地に着くのが、徒歩で30分、バスだと未知数になってしまうので慌てます。

実はつい先日、もう一台あった自転車が盗まれました。
天下の回りものだから諦めるしかないけれども、何より痛かったのがチェーンロックが破壊されたか一緒に持っていかれてしまった事。
ロックの方が自転車よりも価値があったのに!!もしかしたら大急ぎでロックしたので、付け方が悪かったのかもしれません。
ともかく新しいチェーンロックをまた買わないくてはいけないので、家に帰ってから勉強をしました。

 

自転車泥棒対策の勉強

まず、こんな動画を発見。盗難防止で有名なメーカーのまでガンガン切られてます!

 

 

他にも動画を観ましたが、とりあえず工具と時間があれば何でも切られる事は確かなようです。ロック破壊に不可能はない!

イタリアに限らず、自転車ってよく盗まれるんですね。日本では自転車の車両登録がありますけれども、こっちではありません。盗まれたら再発見は非常に困難。盗んだ自転車はペンキで色を変えられて売りに出されます。

知り合いの60代の方、まだまだ元気に自転車に乗ってますが今までに24台盗まれたそうです。記録はまだ更新中だそうで。(数えているのが凄い。)

盗まれても足がつかないという状況では、自転車泥棒は横行しますね。
大抵の人は太めのチェーンに南京錠っていうパターンですが、大抵の人がする事をしていては盗まれます。

ならばと、自転車泥棒が切るのに手こずってるものを選ぼうと思い、今回選んだのはこれ。

 

 

これは6500というモデルですが、6000という前モデルがあって、他の動画によるとそちらはとりあえず切るのには成功してるようです。
6500の方も不可能ではないでしょうけれども、時間はかかりそうなのでok。

 

ABUS 6500実装

早速、私のチープすぎる自転車が華麗に81ユーロ(アマゾンで安くなっていた値段)のロックを装備しました。こんな感じに。

 

自転車

 

その周りをくるくる巻いているワイヤーは、捻り方が特殊で切りにくいと言われているKryptoniteのもの。ロックのアームの長さが足りなくて支柱とかと一緒に巻けない時にも使えるかな、と思いました。前輪も守れるし。
ま、一つしかないロックに繋いているので、そこを切られれば終わりですが、見た目で威嚇しましょう。

 

その他の自転車盗難防止グッズ

調べてみると、色々面白いのが出てきました。

 

 

ワイヤーが切りやすく出来てるのにアラームだけ鳴りまくるのは、ピーピーしょっちゅう鳴ってうるさそうなので、やめた方が良さそう。

フィレンツェ市内も誤作動もあるのかもしれませんが、あっちもこっちもピーピーウーウーピョロロロ、いろんな音で鳴ってます。狼少年状態。きっと誰も振り向かない。

 

その他色々、新製品。

 

 

最初のブルートゥースで開錠できる、というのは便利だけどテクノロジーに詳しい人になら破られそう。自転車泥棒がそこまでやるかは謎。

GPSは面白そうです。
泥棒がどこへ行くのか、しばらく泳がせて泥棒の1日を追うっていうのも可能。

最後から2つ目の、サドルがチェーンに早変わり!というのは一石二鳥。ちょっと欲しい。
質のいいサドル、新しいサドルだけ持っていかれてしまう場合もあるから便利。

 

と、ここまで書きましたが、以前ここでフィレンツェのレンタルサイクルが開始しました、とお知らせしていました。

自転車が盗まれたら利用を考えようかな、と思ってアプリも携帯にインストールしてみたりしましたが、やっぱり、自分の必要な時に身近にないと困るので自分の自転車が便利です。

それと、他の人が使っているのを見て観察していると、かなりゆっくりのペースなんです。多分そういう設計になっているんでしょう。同じスピードでペダルを回していても、シェアリング用の自転車はゆっくり。パンクしないように空気のチューブが入っていない重ための本体なのかもしれません。

そんな訳で、自転車泥棒との戦いは続きます。