ピッティ宮殿(パラティーナ美術館等) Palazzo Pitti

ピッティ宮殿

 

ピッティ宮殿 Palazzo Pitti には5つの美術館と庭園があります。

 

パラティーナ美術館と王宮 Galleria Palatina e Appartamenti Reali

ラッファエッロ、カラヴァッジョ、フィリッポ・リッピ、ロッソ・フィオレンティーノ、カノーヴァ、ピエトロ・ダ・コルトーナ、アルテミージア・ジェンティレスキなど数多くの作品がクアドレリーアと呼ばれる壁一面に絵画を並べる形式で展示されています。じっくり何度も見渡して目当ての作品を探してもいいし、ふとした新しい発見もあるかもしれない豊かな空間です。

それと、フィレンツェがイタリア王国の首都であった1865年から1871年までヴィットーリオ・エマヌエーレ二世の住居であった王宮を今でも見る事ができます。パラティーナ美術館の出口近くから奥に続く一連の部屋です。

 

ボーボリ庭園 Giardino di Boboli

ミケランジェロの奴隷像が設置されていた事もあるブオンタレンティの洞窟、宮廷の道化師だったモルガンテをモデルにした泉、フィレンツェに存在するモニュメントの中で一番古いオベリスクなどがあり、なにより広大な敷地の整備された庭園は圧巻。ベルヴェデーレ要塞側の出口から、同じチケットで入れるバルディーニ庭園に抜けられます。

 

陶器美術館 Museo delle Porcellane

ボーボリ庭園の一番高いところにあるテラスのような見晴らしの良い"騎士の庭園"にあるのが陶器美術館。

 

近代美術館 Galleria d'Arte Moderna

あまり人が来ませんが、開かずの間(係員が少なく、ほぼいつも閉まっている。)も含め、隠れた宝でもあります。主に1700年代から第二次世界大戦中までの作品を収蔵。マッキア派のコレクションなども充実。

 

大公たちの宝物館 Tesoro dei Granduchi(旧銀器美術館)

コレクションからメディチ家の系譜を別の角度から探る事ができます。最後のメディチ家当主、ジャン・ガストーネが亡くなった寝室も通ります。階段を登った奥には、現代まで続くジュエリー寄贈作品が展示され、女性でなくともその美しさと精巧さには目をみはらせられます。

 

ファッション・衣装美術館 Museo della Moda e del Costume(旧衣装ギャラリー)

ピッティ宮殿の端っこにあります。最初にできた国立の衣装を扱った美術館です。18世紀から現代にかけての衣装の他に、コジモ一世とその妻エレオノーラ・ディ・トレドが実際に身につけた服も展示されています。展示替えあり。

 


所在地

Piazza de' Pitti 1

開館時間

火-日 18:15-18:50

休館日

月曜日 1月1日、5月1日、12月25日

(臨時の職員会合やストライキがまれにあります。)

入館料

2017年5月16日よりピッティ宮殿内全ての美術館共通チケット(パラティーナ美術館、近代美術館、太公たちの宝物館、ファッション衣装美術館)と、ボーボリ庭園および陶器美術館(+バルディーニ庭園)の共通チケットとの二つに分け方が変わりました。

チケット情報をブログに書いています。ご参考にどうぞ。

入館料とチケット体系の変更-2018年3月より : ウフィツィ美術館・ピッティ宮殿

所要時間目安

  • パラティーナ美術館     約1〜2時間
  • ボーボリ庭園        約1時間〜
  • 陶器美術館         約5分から15分
  • 近代美術館         約1〜2時間
  • 大公たちの宝物館      約1〜1時間半
  • ファッション衣装美術館   約30分〜1時間

ピッティ宮殿オフィシャルページ

-Palazzo Pitti-

ボーボリ庭園オフィシャルページ

-Il Giardino di Boboli-


パラティーナ美術館 ピッティ宮殿 プロメテウスの間

パラティーナ美術館、プロメテウスの間。フィリッポ・リッピのトンド・バルトリーニが右側の壁中央にあります。この部屋には他にもボッティチェッリシニョレッリポントルモピエロ・ディ・コジモなどの作品も。

ボーボリ庭園 ピッティ宮殿

ボーボリ庭園内からピッティ宮殿の裏側を望んだ風景です。手前にはフォルコーネのヴァスカ。ピッティ宮殿の後ろに見えるにはサント・スピリト教会の鐘楼、更に後ろ、遠くに見えるはフィレンツェ地方裁判所の新しい建物です。

ピッティ宮殿 パラティーナ美術館 ラッファエッロ

パラティーナ美術館所蔵、ラッファエッロラ・ヴェラータ、ヴェールの女性。白い布の素材を美しく描き分けています。美術館内にはこの他にもラッファエッロの作品が多く展示されています。いくつかの部屋に点在しますので、お見逃しなく!

ピッティ宮殿 近代美術館 ガリレオ・キーニ

ガリレオ・キーニ作、近代美術館所蔵。イタリアのリバティースタイル(アール・ヌーヴォー様式) で1900年代初頭、陶製のプロダクトで有名なキーニの絵画作品です。

パラティーナ美術館 ヴォルテッラーの区画

パラティーナ美術館、ヴォルテッラーノの区画と呼ばれる大公妃の為の部屋が続く、その最初の間。中央にあるのはまだ少年の頃のミケランジェロの姿、マスクを彫っています。エミリオ・ゾッキの作品。

ピッティ宮殿 パラティーナ美術館 天井画メディチ紋章

パラティーナ美術館、マルスの間。ピエトロ・ダ・コルトーナによる天井画です。メディチ大公子が神々の教育を受けて成長していく様が描かれています。メディチの紋章も絵の中に見られます。

ピッティ宮殿 ボーボリ庭園 水飲み場

ボーボリ庭園内のところどころに、こんな水飲み場があります。大きな庭園内を夏に歩く時にとても嬉しい存在です。

ピッティ宮殿 パラティーナ美術館 ピエトロ・ダ・コルトーナ

パラティーナ美術館、ストーブの間。ピエトロ・ダ・コルトーナがピッティ宮殿内に描いた最初の作品。テーマは黄金の時代銀の時代青銅の時代鉄の時代、これは最初の黄金の時代の一部。まだ世界が平和で争いもなく、動物と人は共生し、食べ物も何もしないでも手に入るクロノスの時代です。

ピッティ宮殿 太公たちの宝物館 

太公たちの宝物館蔵。ちょっと変わった形の真珠を生かした、小さくても面白く美しい作品です。この他にも沢山の宝飾品などが展示されています。

衣装美術館 エレオノーラの衣装

ファッション・衣装美術館にある、ちょっと薄暗い部屋。そこにあるのは、1500年代に本当にメディチ家のメンバーが身につけていた衣装。コジモ1世、その妻エレオノーラ・ディ・トレド、息子ガルツィアのものを見ることができます。

ピッティ宮殿 ボーボリ庭園 カフェハウス

ボーボリ庭園内、カフェハウス。ザノービ・デル・ロッソの設計。1774-75年のロココ様式。丁度コーヒーの流行した時期に大公ピエトロ・レオポルドが建てさせました。ロレーヌの緑と言われる独特の色をしています。

ピッティ宮殿 近代美術館 チェチョーニ

近代美術館にあるアドリアーノ・チェチョーニの作品、Primi passi -最初のあゆみ。

ピッティ宮殿 近代美術館 DUX

この一風変わった作品は、近代美術館の奥、あまり開いていることのない部屋の片隅に見つけることができます。レナート・バルテッリ作、Profilo continuo(続く横顔)もしくはDUX(ラテン語の総統、この場合はムッソリーニ)ファシズム時代に制作されました。ムッソリーニの横顔が永遠に続きます。

ボーボリ庭園 ブオンタレンティの洞窟

パラティーナ美術館からのぞむ、ボーボリ庭園。中程に見えるのはブオンタレンティの洞窟。そのすぐそばにはヴァザーリの回廊の出入り口があります。左手奥には、大聖堂のクーポラとジョットの鐘楼も見えます。

パラティーナ美術館 ポッチェッティのガレリア

パラティーナ美術館にある、ポッチェッティのガレリア。天井画からこの名前で呼ばれるのですが、実際のところはポッチェッチの弟子チンガネッリが描いています。大公の区画と大公妃の区画を繋ぐ通路でした。

投稿日: Updated 2018-02-21