フィレンツェ大聖堂(ドゥオーモ) Duomo di Firenze

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ドゥオーモ フィレンツェ大聖堂

イタリアの街には必ず一つある大聖堂、フィレンツェには花の聖母マリア大聖堂 Cattedrale di Santa Maria del Fiore (Duomo di Firenze)があります。

 

 

大聖堂(カテドラル、イタリア語でドゥオーモ)

1496年に竣工した現在の大聖堂。フィレンツェ近郊で採掘される三色の大理石(緑は蛇紋岩)が外壁全てを覆います。大聖堂内部だけは無料で入れます。その他は共通チケット*が必要。

 

サンタ・レパラータ教会

現在の花の聖母マリア大聖堂が建てられる前に使われていた旧大聖堂。現在の大聖堂の地下にその遺跡を見る事ができます。入り口は右側廊の正面ファサード近くに下へ降りて行く階段があるので、そちらより。

階段を降りて右がサンタ・レパラータ教会、左側にはブックショップがありお土産などを購入できます。

 

洗礼堂

サン・ジョヴァンニ(洗礼者ヨハネ)の名を冠するこの洗礼堂は、大聖堂関連の建物で一番古いロマネスク時代のもの。理性的な幾何学模様は、ルネサンスのデザインに大きな影響を与えます。

内部の天井一面の金色のモザイク、床の大理石のモザイクは圧巻です。ドナテッロによる前教皇ジョヴァンニ23世の霊廟もあります。

 

クーポラ(ドーム)

大聖堂の主祭壇の上に位置するこのクーポラは、現在でも石造りとしては世界最大、フィリッポ・ブルネッレスキによる設計です。上まで登る事ができます。登る途中にこの大きさの秘密である二重構造を間近で見る事ができますが、詳しい事はまだ謎の部分が多く、今でも研究が続けられています。

クーポラの上からは絶景を望めます。

 

ジョットの鐘楼

現在の大聖堂の建設が始まってから、何回か担当する設計者が変わります。そのうちの一人ジョットは画家として有名ですが、このジョットの鐘楼の設計を手がけるという建築家としての一面もあります。完成を見る事なく亡くなってしまい、その後にアンドレーア・ピザーノ、フランチェスコ・タレンティが完成させます。ジョットの最初の計画とは違う形になっていますが、現在でも"ジョットの鐘楼-Campanile di Giotto"と呼ばれます。

こちらも、上まで登る事ができます。クーポラの上とはまた違った景色が楽しめます。

 

大聖堂美術館

最近リニューアルオープンした美術館には、ミケランジェロの晩年のテーマ ピエタの一つと、ドナッテッロのマグダラのマリア、ギベルティの天国の門のオリジナルなど多くの大聖堂関連の美術品が収めれれています。アルノルフォデザインの1500年代まで存在したファサードの実物大の再現は圧巻です。更にテラスからは特別な角度からのクーポラを望めます。

大聖堂地下のものより大きめのブックショップがあります。


所在地

Piazza del Duomo

 

一般見学時間

  • 大聖堂 10:00-17:00 (木10:00-16:30 土10:00-16:45 日13:30-16:45)
  • サンタ・レパラータ教会 10:00-17:00 (木10:00-16:30 土10:00-16:45 日休み)
  • 洗礼堂 8:15-10:15/11:15-20:00 (日8:30-14:00 第一土曜日8:30-14:00) 閉館30分前より入場不可
  • ジョットの塔 8:30-20:00 閉館40分前より入場不可
  • クーポラ 8:30-20:00 (土8:30-17:40 日13:00-16:00)要予約
  • 大聖堂美術館 9:00-20:00 (第一火曜は休み)

宗教行事等で時間に臨時に時間は変更になる事があります。公式ページでご確認ください。

-2017年12月

 

所要時間目安

  • 大聖堂           約15〜30分 (列に並ぶ時間は除く)
  • サンタ・レパラータ教会   約10〜20分
  • 洗礼堂           約5〜15分
  • クーポラ          約1時間強
  • ジョットの鐘楼       約40分
  • 大聖堂美術館        約1〜2時間

 

共通チケット

大聖堂内部だけは無料で入れますが、その他の場所に入るには15ユーロの共通チケットが必要です。(2018年3月1日より18ユーロ。有効期間が長くなります。詳しくは下のブログ記事をご覧ください。)

その中でもクーポラのみ予約必須(予約は無料)です。観光ハイシーズン(春から秋にかけて)は混み合いますので、オンラインで事前にチケットを購入して予約も同時にする事をおすすめします。

フィレンツェカードをご利用の場合〜現地窓口で有効化済みのフィレンツェカードを提示して大聖堂のチケットに引き換えてもらいます。このチケットを使って無料でクーポラの予約ができます。ただ込み合う時期はフィレンツェカードの有効時間内では既に空席がない事もあります。オフィシャルサイトで予約状況を見てご検討ください。

フィレンツェ大聖堂-チケット変更2018年3月より

 

ドゥオーモ(大聖堂)オフィシャルページ

-IL GRANDE MUSEO DEL DUOMO-

教会としてのオフィシャルページ(宗教行事や大司教などの紹介)

-Il Duomo di Firenze, Cattedrale di Santa Maria Novella-


フィレンツェ大聖堂 ギベルティ 薔薇窓 

大聖堂正面を飾るバラ窓のステンドグラスロレンツォ・ギベルティの下絵です。この写真は2015年に修復を終えて洗礼堂中に展示されていた時のもので、近くから見る事ができました。現在は元の場所に戻されています。

フィレンツェ大聖堂 ミケランジェロ バンディーニのピエタ

ミケランジェロバンディーニのピエタ。一番上のニコデモはミケランジェロ自身の姿でもあります。大聖堂美術館収蔵。

大聖堂美術館 アルノルフォのファサード実物大再現

リニューアルした大聖堂美術館内の様子。現在の大聖堂のファサードの最初の姿の実物大再現です。大聖堂の設計者アルノルフォ・ディ・カンビオのデザインのファサード。ゴシック様式ではあるものの、革新的でフィレンツェにしか存在しなかった彫刻作品を多用したデザインです。

サンタ・レパラータ教会 床モザイク

大聖堂の地下に眠るサンタ・レパラータ教会床モザイクです。現在のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の前はここが大聖堂として使われていました。このモザイクはアフリカからやってきた職人が制作しています。孔雀の図像は不死を表します。

大聖堂付属美術館 ドナテッロ マグダラのマリア

大聖堂美術館に、ドナテッロの名作マグダラのマリア像があります。改悛した後のマグダラのマリアの体は余分な肉が極限までそぎ落とされ、観るものをハッとさせる迫力があります。

大聖堂付属美術館 ギベルティ 天国の門 細部

ロレンツォ・ギベルティによる天国の門の一部。こちらは大聖堂美術館に収蔵されたオリジナル作品です。修復を終えて美しい姿を取り戻しています。

大聖堂付属美術館 アルノルフォ 聖母子・ガラスの目のマリア

アルノルフォ・ディ・カンビオ設計のファサードの中央を飾っていたのは、この荘厳の聖母子像。アルノルフォ自身の彫刻です。目だけにガラスが使われています。ファサードの実物大再現模型の中に展示されています。

大聖堂付属美術館 扉からメリクリウス

大聖堂美術館で見つけました。メリクリウスが扉からひょっこり出てきています。さあ、どこにあるでしょう?

洗礼堂 天国の門 ギベルティ

洗礼堂天国の門ロレンツォ・ギベルティの名作です。オリジナルは大聖堂美術館に保存されています。この複製品は日本企業の寄付で制作されました。写真は復活祭の朝のもので、普段扉は閉まっています。

大聖堂付属美術館 ブルネッレスキ デスマスク

現在でも石造りとしては世界最大のクーポラの設計者フィリッポ・ブルネッレスキのデスマスクです。大聖堂美術館蔵。

大聖堂付属美術館 銀の祭壇

洗礼堂の中にあった、銀祭壇。複数の芸術家、職人が手がけて作り上げました。手前の下のパネルはアンドレア・デル・ヴェロッキオの作品。彼はレオナルド・ダ・ヴィンチの師匠でもあります。大聖堂美術館蔵。

 

クーポラ 大聖堂美術館テラスより

大聖堂美術館屋上から見られる景色。美術館は少し複雑なつくりになっています。この場所もお見逃しなく!